2014年10月30日

映画「ジャージー・ボーイズ」を観て四季を想う



最近会う何人もの知人と「『ジャージー・ボーイズ』は観た?」という会話を交わした。早く観たい!と思っていたクリント・イーストウッド監督作品「ジャージー・ボーイズ」をうちから一番近い劇場の上映期間ぎりぎりのレイトショーに間に合った。映画館で観る映画は「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」以来、まだポチが元気だった頃。今年はじめのフランキー・ヴァリ来日、映画の日本公開直前の先月に彼らのプロデューサーだったボブ・クリューが亡くなるというタイミング。しかし僕自身はフランキー・ヴァリおよびザ・フォー・シーズンズを熱心に聴いたことがなかった。

しかし予備知識がなくても映画は僕をどんどん惹き込んでいき、アメリカの豊かさと貧しさ、光と影、そしてエンターテイメントのスポットライト眩しいステージとその舞台裏のコントラストが絶妙に描かれます。映画の元になった大ヒットミュージカルのキャストによる説得力のある歌唱はぐいぐいと物語を引っ張っていき、2時間超えの尺もあっという間でした。「FOUR SEASONS=四季」とはよくできた名前。映画は10代の青年たちの才能が萌芽する春から始まって夏、秋、冬と季節を変えていく。そしてこれから先の5つ目の季節がまだ続いているところが素晴らしい。

バンドというのは4人組の場合、2対2に別れたり1対3で対立したり4人4様に孤立して散り散りバラバラになったりするものだ。解散してなくなってしまうグループもいれば、なんとか走り続けるグループもいるし、長い時間を経てそれぞれの支流がもとの大きな川に合流することもある。「ジャージー・ボーイズ」を観て、バンド結成黎明期の情熱のような契りのようなものに願いをかけて音楽を鳴らし続ける彼らの姿に感動して、僕自身も“バンド”についていろんなことを思いました。

個人的にはフランキー・ヴァリとザ・フォー・シーズンズの楽曲に、同じニュージャージー州出身のブルース・スプリングスティーンへの影響を見て興味深かった(サウンドもとても斬新だった)。奇跡のファルセットと謳われたフランキーの声、長いツアーやプレッシャー、ストレスでアルコールや薬物などいとも簡単にその美しさをなくしてしまう要因もたくさんあっただろうに80歳になっても歌い続けているということに感嘆する。「音楽に対して真面目である」ということが何より大事なのだと再確認しました。今日予定しているライブ演奏曲目を眺めてみたらファルセットで歌う曲がひとつもないことに気付いて、今まさにセットリストを再考しているところ。フランキー・ヴァリ効果で今日はいつもよりももっと高く美しい声で歌えそうな気がする。

今晩、青山月見ル君想フにてライブがあります。ぜひに。


2014年10月30日(木)@ 青山 月見ル君想フ
[lifter] presents “fargic vol.2”

18:30開場/19:00開演/前売2,500円(ドリンク代別途)
出演:[lifter]、momo、山田稔明(GOMES THE HITMAN)
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受け付け中

青山 月見ル君想フ
〒107-0062 港区南青山4-9-1シンプル青山ビルB1F
TEL 03-5474-8115

Posted by monolog at 11:09│Comments(0)TrackBack(0)

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