2014年11月01日

真昼のレコーディングセッション/真夜中に螺子の話



街には仮装した子どもたちや「13日の金曜日」のジェイソンおじさんなどが闊歩し、そしてついに季節は11月を迎えてしまった…。時の流れよ。昨日のこと、お昼から立花綾香来宅、ここ数ヶ月断続的にとりかかっているCM楽曲制作の仕事の続き。綾香は声が大きいのでポチ実はひたすら姿を隠す。かろうじて2階の窓から玄関を見下ろすシルエットだけは見せてあげられた。数テイクのボーカルを録音、ひたすら編集。時間がかかっているがどんどん完成形に近づいている感覚が確かに、ある。ずっとこの曲のメロディが頭を回ってしまう。

夜になってまずハックルベリーフィンの山口剛幸氏(タケ兄)来宅。先月買ったHarmonyのビンテージの整備をお願いするため。ポチ実は更なる来訪者にマンガのように部屋を駆けまわり(ほんとに足が渦巻きみたいな、トムとジェリーみたいになる)心のシャッターを閉めてベッドの奥底へ。その後ヒックスヴィル中森さんが遊びにきたときには猫の気配すらない状況。中森さんはポチのお通夜にも来てくれたというのにつれない猫だ。ポチのときみたいに我が家がプライベート猫カフェになるのはいつのことか。

男3人で50年前のギターを眺めて触ってニヤニヤしながら真夜中すぎまで。タケ兄も中森さんもギターに関して生き字引のような人たちで、「虎ノ門に“サンワビョウリ”っていう店があってさ(実際は“ビョウラ”だった…)」「行ったことありますよ」「おお!やっぱタケ兄、さすが!」といつの間にか“三和鋲螺”という「螺子=ネジ」の専門店の話になっていて僕はポカンとクレイジーギターマニアふたりの「プラスが、マイナスが」「ねじやまが」「イギリスのねじは…」というような会話を適当に相槌を打ちながら興味深く眺めていました。そして中森さんがヒックスヴィルの新作レコーディングがいかにヒリヒリと壮絶だったか、ほんと今回は解散の危機だった!とかなんとか嬉々として語る様子を聞くのがとても楽しかった。15年ぶりのヒックスヴィルのアルバム、本当に楽しみである。今年のクリスマスも中森さんとのライブを予定していますのでお楽しみに。




本日11月1日より「12月1日(月)下北沢lete/夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7」のチケット販売が始まりました。毎回完売御礼の定期演奏会、スタートから1年になります。個人的には40歳での最後の弾き語りのステージとなります。残席わずか、とても親密で濃密な音楽空間です。ぜひ7人編成バンドの“夜の科学46”、GOMES THE HITMANでの久々の“猫町オーケストラ15”とあわせてお楽しみに。

2014年12月1日(月)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7”

19:00開場/20:00開演/料金3,500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

小さなスペースでの定期演奏会も回を重ねてはや1年、今年の12月の、
山田稔明40歳での最後のソロ弾き語りワンマンはleteにて行います。
アニバーサリーイヤーに相応しい内容での親密な空間にご期待ください。
*通販STOREチケットセクションにて11月1日0:00からチケット販売開始!
http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=82782035

下北沢 lete(http://www.l-ete.jp/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275

Posted by monolog at 11:15│Comments(0)TrackBack(0)

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