2014年11月20日

秋の井の頭公園、光と水の新しい関係



おととい。若き写真作家のたまごが吉祥寺に遊びにきたので井の頭公園にあるカフェでお茶をした。思えば春のお花見以来の公園。色付いた木々やふかふかの紅葉に一気に心が晴れ晴れした。唐紅の紅葉を敷き詰めた花言葉の連なり、「紅葉」の花言葉のひとつに「大切な思い出」というのがある。WOWOWのドラマ「グーグーだって猫である」で田中泯とグーグーと宮沢りえが並んで座っていた場所を見つけて座ってみたりもした。せっかく吉祥寺に住んでいるのに年に2,3回くらいしかここに来ないのは本当にもったいない。渋谷からの帰りに各駅停車に乗って井の頭公園駅で降りて家まで歩くのもなかなかいいのだけど最近はあんまり電車にも乗っていない。もっと身軽に動きたい。

若き写真作家は誕生日を迎えて26歳になったばかりで、仕事もやめてこれからどういうふうに活動していこうかという岐路に立ったタイミングで僕に話を聞きにきた。自分自身の現在位置までどうやって辿り着いたかをうまく言語化できない僕には気の利いたアドバイスはできないが、彼の心をふわっと軽くさせるような楽しい会話はできたような気がするし、キラキラした目を見ていると彼の未来は明るいと確信する。彼への誕生日プレゼントに選んだR.E.M.の『Reveal』というレコード、「Reveal」とは「本当の姿があらわになる」という意味だ。これから5年でも10年でもかけてなりたい本当の自分になればいい。

若き写真作家の日記

Posted by monolog at 10:21│Comments(0)TrackBack(0)

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