2014年12月06日

猫騒動 4thシーズン(1)新しい季節のはじまり



光陰矢のごとし。猛スピードで動くほど時間の流れが遅くなるという相対性理論と相反するように思うが、山をひとつずつ越えてまた次の山へ、とバタバタしていたらもうあっという間に年末です。愛猫ポチが6月に逝ってもうすぐ半年、半年前の今頃は寝ずに看病の日々が続いてクタクタになっていました。今もライブ続きでクタクタなのは変わらないんだけど同じクタクタでも違うクタクタだ。仔猫のポチ実がうちの猫になってから3ヶ月になります。たったの3ヶ月だとも思うし、もうそんなに経ったのかとも思う。時間の感覚はとても不思議。

ポチ実は順調に大きくなり、数日前に人生で初めての“毛玉”(うちではケダムと呼んでいます)を経験しました。「変な鳴き方してるなあ」と思ったら、コポッコポッと音をたててケダムを吐き出したのです。ポチ実にはいったい何が自分の身に起こっているのかわからない様子で、自分が吐き出したケダムちゃんを眺めて砂をかける素振りをしたり。チミよ、猫は吐くのだから大丈夫だよ。しかしこのケダムの中身が問題。ポチ実はなんでもかんでも齧ってしまう癖があって、発泡スチロールやビニール袋、僕のレコードコレクションなどに噛み付いてしまう。どうやら猫じゃらしを食い破って中の綿を食べてしまったみたいで、初めて吐いたケダムの中身は綿だった。結果としてすべてのおもちゃ見直しを余儀なくされたのでした。

最近猫が招いたとても嬉しいことがいくつかあった。先月のご近所の猫騒動(以前の猫騒動日記参照)で知り合いとなったAさん(尋ね猫チミヨの貼り紙の主)が直接ポストに美味しい紅茶と手紙を差し入れてくれた。その手紙には猫の不在の寂しさを僕が渡したCDの歌が埋めていること、小さな猫が道なき道を挟んで出会いを作ってくれたことなどがとてもきれいな、何度も推敲された詩のような文章で書かれていて、僕はそれを読んで思わず泣いてしまうほど感動した。僕はまたその御礼への御礼を直接届けたりして交流は続いている。

ポチ実は寒くなって時折布団に入ってくるようになって、はじめは冷たい体が芯から温かくなっていき、それはそれは幸せなやわらかさだ。獰猛な猛獣のような、小さなライオンの様相はますます調子に乗ってきたが、とても物静かで穏やかだったポチとは違うポチ実の個性のようなものがどんどん浮かび上がってくるのを毎日眺めて、毎日「なんでこんなに可愛いのかよ」と大泉逸郎の「孫」を歌うことになる。2014年を漢字一文字であらわすならば「猫」だ(去年は「青」だったな)。猫のいる暮らし。新しい季節を迎えて猫騒動はまだまだ続きます。






Posted by monolog at 12:02│Comments(0)TrackBack(0)

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