2014年12月09日

夜の科学46ーblue, green and red(2014年12月6日 @ 恵比寿天窓switch)【ライブ後記】

12月第一週は自分のキャリアを総括するような素晴らしい1週間になった。弾き語りワンマンを経ての山田稔明バンド、7人編成での“夜の科学”は46回目を数えました。振り返ります。



当初出演予定だったキーボード佐々木真里さんの不在を埋めてくれたピンチヒッターはsugarbeans佐藤くんでした。5月のライブでイトケンさんの代役でドラムを叩いてもらったときに真里さんもsugarくんのビートを絶賛していたので、きちんと筋の通った今回の配役交代だったのかもしれません。僕もいろんな現場で彼の演奏を聴いていたのでなんの心配もしていませんでしたが、スケジュールの都合で全員揃ってのリハーサルは一度もなされず、当日会場入りしてからの細部の確認作業となりました。

普段ならぎりぎりまでやってしまうリハーサルもなぜかこの日は余裕の進行だったのはなぜだろうか。もしかしたらリハを含めて週に6日歌を歌うことになった僕をみんなが気遣ってくれたのかもしれない、と昨日気づきました。昔は2日ライブが続いただけで声が枯れていたのに41歳にして何かを乗り越えたのかな。スクリーンにポチの映像を流して開場準備、きれいな満月が昇る冬空の下、“夜の科学vol.46”がスタートします。満員御礼の会場、わくわくする感じが師走的で心躍りました。

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恒例のオープニング映像はポチの元気な姿、そしてポチ実のスクリーンデビューも。「ポチ実だ!」というお客さんのざわざわする声も聞こえました。男性陣は全員蝶ネクタイを着用。アニバーサリーイヤーでいろんな歌を歌ってきて、あらためて『新しい青の時代』楽曲を丁寧に演奏したくなり、「どこへ向かうか」「一角獣」「光と水の新しい関係」、「ココロ/コトバ」を挟んで「予感」「平凡な毎日の暮らし」と曲順をなぞって青と緑を行き来。この日の演奏はとても男性的だったと思います。その中で紅一点の綾香のコーラスもコントラストが明確になってよかった(綾香のブログ)。sugarくんもコロコロと良いプレイ、10年以上の付き合いのイトケンさんと上野くん、もうすぐ10年の安宅くんも阿吽の呼吸とはこのことか、という感じ。リハーサル参加できなかったエビちゃんもばっちり合わせてきてくれて、「平凡な毎日の暮らし」のベースはうねっていてすごかったね。

音源化されていない「太陽と満月」はライブのたびに進化する曲。今回はsugarくんのピアノが新鮮なエッセンスとなり全体のノリが変わった感覚がありました。高野寛カバー「夜の海を走って月を見た」はトリビュートCDに収録されたストイックなバージョンをエモ方向に展開。そしてまっさらな新曲、前回下北沢leteでは「ささやかだけど大切なこと(仮)」と呼ばれた曲が「small good things」というタイトルになってバンドサウンドに。とても評判がよかった。新しい歌が褒められるととても嬉しいです。

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ピアノのsugarくんには「ナイトスイミングを完璧に弾いてくれたらあとはもう自由に好きなようにプレイしてくれていいから」と注文を出していたのだけど、とても丁寧にきちんと解釈して弾き出してくれた「月あかりのナイトスイミング」は歌いながら感動。そしてスクリーンにポチを投影しながらの「日向の猫」会場全体に響くコーラスは本当に何回聴いても涙が出そうになる。大きな声をありがとうございました。綾香と安宅くんと3声のハーモニーで歌う「hanalee」で本編を締めくくり。

いつもとは異なり定番クリスマスソングを排して組んだセットだったので、年末気分を少しでも、ということでアンコールに上野くんと綾香の3人で「Auld Lang Syne(蛍の光)」。そして全員が揃っての「SING A SONG」ではお客さん全員スタンディングで。これは前日に観たR.E.M.のDVDで「次の曲はみんな立って楽しむほうがいいね」とマイケル・スタイプが自然に促したシーンを観たことに起因しますが、とても自然にできてよかった。風景ががらっと変わった。「ハミングバード」はブルースハープ、マンドリンの爪弾き、オカリナや笛の響きでお祭りみたいでした。この日は年末恒例の景品大会を行いましたがその特賞は「ステージで一緒に演奏できる権利(鈴付き)」でした。2時間半、とても楽しい時間でした。今年も夜の科学オーケストラを背負って3月のプラネタリウム、5月の『緑の時代』レコ発、8月のポチを見送った夏の夜、そして12月と充実した1年を過ごせました。この日ステージ上にはいなかった佐々木真里さん、そして駆けつけてくれた五十嵐祐輔くん(五十嵐くんの日記)も夜の科学オーケストラの団員です。心から感謝を。

たくさんのご来場ありがとうございました。

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打ち上げは五十嵐くん、遊びにきてくれた栗コーダーカルテット近藤研二さんも含めて賑やかに、ガーデンプレイスと東京タワーが見えるTOKYO的なお店で。しかし見事に20代からアラフィフまで多岐に渡る世代が音楽で繋がっていることが楽しい。僕は次の日のライブがあるにも関わらず楽しくてビールを1杯だけ。もしかしたらこの日の演奏は5年間の集大成かもしれないな。それくらい楽しく名残惜しかった。また来年も夜の科学オーケストラで、今度は新曲をたくさん演奏するライブができたら、と計画を練っています。お楽しみに。



2014年12月6日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
“夜の科学 vol.46ーblue, green and red”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと(新しい青の時代)
2.一角獣と新しいホライズン(新しい青の時代)
3.光と水の新しい関係(新しい青の時代)
4.ココロ/コトバ(緑の時代)

5.予感(新しい青の時代)
6.平凡な毎日の暮らし(新しい青の時代)
7.home sweet home(home sweet home)
8.glenville(home sweet home)

9.太陽と満月(新曲)
10.small good things(新曲)
11.夜の海を走って月を見た(高野寛カバー:高野寛ソングブック)

12.月あかりのナイトスイミング(新しい青の時代)
13.光の葡萄(新しい青の時代)
14.日向の猫(新しい青の時代)
15.hanalee(home sweet home)

EN
16.Auld Lang Syne(Traditional:MONOLOG vol.13)
17.SING A SONG(pilgrim)
18.ハミングバード(新しい青の時代)
19.sweet december(CD未収録楽曲)



山田稔明 with 夜の科学オーケストラ:
イトケン、安宅浩司、海老沼崇史、上野洋、立花綾香、sugarbeans
Posted by monolog at 18:03│Comments(0)TrackBack(0)

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