




水曜日に避妊手術、一泊して木曜日に帰ってきたポチ実は見るからに疲れ果てていて、口は鳴いているのに声が出ないというヨレヨレな感じ。椅子や机にも飛び乗れないので、とにかくゆっくり安静にして寝かせる。おなかの傷は長く、しっかり縫われているのでチャックみたいに見える。おなかがフランケンシュタイン。ポチ実が帰ってきた午後、去年から仲良くしていただいているシンガーソングライター川久保秀一さん(ラジオパーソナリティとしても活躍中)から「ポチ実ちゃんの成人祝いにお魚を用意したよ」と連絡があり、お宅におじゃましてごちそういただく。ポチ実へのお土産はアジ。川久保さんの素晴らしい釣果に拍手を。帰宅後細切れにしてあげるとポチ実は美味しそうにたいらげました。
2日経った金曜日にはようやく顔や目つきに覇気が出てきた。気づいたら猫タワーやハンモックに登って毛繕い。自分が全身麻酔で肺気胸の手術をしたときのことを振り返るとこんなに回復は早くなかったなあと小さな生き物の強さに感心する。ポチ実はまだ全快とはいかないようで、あんなにやんちゃに駆けまわっていたのに借りてきた猫のようにちょこんと座って不安げな顔。うつろな目は眠いから?性格が変わったのだろうか?と少し心配になるがきっと数日後には杞憂に終わるのだろう。今日は土曜日、3日目。僕が朝起きると「ニャニャニャ」と鳴きながらとことこと調子よく階下に降りてきた。これはこれまでのいつもの風景。ようやく安心か。柔らかな身体。毛を刈られたクリーム色の肌はビロードみたいだ。ポチ実は術後の回復も順調、元気です。
そして今日から始まった長崎諫早オレンジスパイスでのひなたのねこ展。とても丁寧に設営していただいたようで嬉しい。このお店のそばにはメタセコイヤの並木があって美しい。その冬枯れの色が写真パネルに映り込むのを見るのが楽しみだ。ぜひお近くの方も遠くの方も、九州の皆さんにたくさん足を運んでもらえたら嬉しいです。詳細はこちらに。今日でポチが旅立って206日、ポチ実がやってきて130日目。



