




福岡カフェテコライブの翌朝、旧友やっちゃんが迎えにきてくれて故郷佐賀県基山へ。里帰りの際の儀式のようになっている丸幸ラーメンセンターでラーメン。小さな頃から食べているソウルフード。博多ラーメンではなく久留米ラーメン。この味だ。ここから僕は両親と合流してしばし親孝行プレイ。この日向かうのは佐賀市内大和町にある川上峡温泉というところへ。僕は18歳で上京したので地元の名所などをほとんど何も知らないからこの“九州の嵐山”と呼ばれるところへ初めて来た。確かに静かでゆったりしたいい場所、春には川に鯉のぼりがたくさん踊るらしいし、夏には花火と灯篭流しで賑わうそう。とにかくこの日はお湯に浸かりぐっすり休む。
翌朝起きてひと風呂浴びて、宿をチェックアウトした後、行ってみたかった佐賀県武雄市の武雄市図書館へ。蔦屋書店(正確にはCCC)が管理する話題の複合図書館。朝10時過ぎに到着するとすでに駐車場は満車、館内の机はすべて人で埋まっていた。予想以上のスケールに唖然。一緒に行った両親も小一時間座って本を読んでいました(糖尿病の本と中性脂肪の本だった…)。こんな施設あったら休みのたびにここに来ちゃうな、という感じ。ワークショップなども行われていて老若男女が思い思いの楽しみ方で過ごしていました。





武雄市図書館を後にして今度は長崎県の波佐見市へ。ここは前回の諫早ライブの際に連れていってもらった街、波佐見焼という陶器で有名なところだが、HANAわくすいというお店を中心とする築80年以上の製陶所跡をリノベーションして作られた素敵空間を再訪。前回はなんと自分のCDがそこで販売されていてびっくりしたのだが、今回もスタッフの方が僕のことを憶えていてくれて嬉しかった。県境を越えてたくさんの観光客、週末でとても賑やか。人懐っこい猫にも会えました。
両親が退屈そうにしはじめたのでどうしようかと思案。嬉野温泉へのチェックインにもまだ時間があるし…ということで、この日ライブをする予定の諫早オレンジスパイスに連れていくことに。きれいにでぅスプレイしてあるポチの写真に見入る父と母、自分にとってはとてもシュールな光景。スタッフの皆さんがとても優しくしてくれて、美味しいランチをいただく。機嫌がよくなった母親は手作り柚子胡椒をカフェで使ってもらえないかと売り込みしていました…。そして両親を嬉野温泉へ連れていく(諫早から車で30分ちょっと)。ちょうど1月中旬というのは観光客が一段落するときなのか混雑せずにとてもゆったりした旅となりました。温泉宿にチェックインして僕はふたたび諫早オレンジスパイスへ。
親孝行とライブが平行するなかなかタフな…、しかしかなり充実した旅行程でした。(続く)




