



イラストレーター大塚いちおさんとのコラボレーションは昨年の新潟ツバメコーヒー以来。お互いのホームグラウンドである吉祥寺で開催することがとても嬉しい。にじ画廊界隈は僕が日々うろうろと散歩している場所。満員御礼、たくさんのご来場に感謝します。リハーサルの段階でちらっと目に入った猫の絵がポチのシルエットそのものでちょっと感動しつつ。大塚さんがショップロゴを手がけた代々木公園にあるmimetのフードが感動する美味しさ、今夜も良い夜になるなあと確信。


2015年5月1日(金)@ 吉祥寺 にじ画廊
大塚いちお × 山田稔明「犬と猫。」
<SUMMER>
1.夏の日の幻
2.雨に負け風に負け
3.一角獣と新しいホライズン
4.high tide
<HOME>
5.home sweet home
6.my favorite things
<cats and dogs>
7.猫町オーケストラ
8.太陽と満月
9.Dog Year, Good Year(高野寛カバー)
<SPECIAL>
10.SOMEONE LIKE YOU(エコーズ カバー)
11.日向の猫
12.あさってくらいの未来
実は前を向いて歌っているといちおさんの絵はほとんど見えなくて、立つ位置をもっと考えればよかったなと後悔。しかし視界の隅で駆けまわるヴァイブレーションを感じながらのステージでした。「夏」「故郷」「犬と猫」とテーマをわけて選曲、いちおさんは事前に準備した素材やパターンにリアルタイムでイラストを描き込んでいく。ポチやポチ実の写真がいちおさんの絵でデコレーションされるシーンもあって、新潟での初共演よりもさらに自由度が増したように感じました。
「猫に」関してはなんの問題もないのだけど、僕の歌には犬が登場することが極めて少ないのでこの日のために高野寛さんの「Dog Year, Good Year」をカバー。「犬の時間は人の7倍の早さで進む」ということを思って作られた曲(高野さんのnoteに詳細がある)、猫も5倍と言われる。そしてもうひとつカバー曲、これはいちおさんも僕も思春期によく聴いたエコーズの歌。「君によく似た誰か」について歌った、とても切ない歌。エコーズが好きだった、ってようやく気負いなく言えるようになってきた。たっぷり歌ってたっぷりしゃべって、とても楽しい時間でした。終演後のいちおさんの机のまわりは色鮮やかで輝いて見えました。いちおさんにジャケットを作ってもらう『the loved one』、ますます仕上がりが楽しみになりました。




