




昨日のこと、お昼前に安宅浩司くんに吉祥寺に来てもらって来てもらって近藤研二さんのスタジオでペダルスティールギターのレコーディング。近藤さんにアレンジをお願いした曲をメンバーが音を吹き込んでいくたびに立体的になっていく。いわゆるペダルスティール的なプレイとは異なる空間的な演奏、安宅くん相変わらず素晴らしいプレイ。近藤さんも満足気。録音が終わったら猫カフェ状態。『the loved one』制作風景の名物に。
しばし休憩して青山へ向かい、月見ル君想フで黒沢秀樹さんとの2マンライブ。この日前述のレコーディングがあったため急遽安宅くんにサポートをお願いして、しかしリハーサルはなしのぶっつけのライブとなりました。昨年2月以来の共演、黒沢さんとのセッション曲も2回練習して本番へ挑みます。大きくきれいな月を見上げながらの夜。

2015年5月21日(木)@ 青山 月見ル君想フ
“Little Kingdom,Sunny Cat!”
1.home sweet home
2.glenville
3.hanalee
4.月あかりのナイトスイミング
5.一角獣と新しいホライズン(w/黒沢秀樹)
6.太陽と満月
7.small good things
8.my favorite things
9.ハミングバード
*山田稔明 with 安宅浩司
黒沢秀樹さんのステージで
Endless Harmony
アンコール(山田、安宅、黒沢で)
青空のように(大滝詠一 カバー)
リリースからちょうど5年経った『home sweet home』から3曲を冒頭に。安宅くんとやるときにこの楽曲は弾き語りよりも芳醇に響く。「ナイトスイミング」はピアノ主導で歌う曲なので、僕のギターと安宅くんのペダルスティールでどうなることかとトライしたがとてもよかった。この日は長い一日だったので僕も安宅くんも疲れてたけど、力が抜けて良い演奏ができました。黒沢秀樹さんを呼び込んでの「一角獣と新しいホライズン」もバチッとコーラスが決まって気持ちよかったな。ここから『the loved one』からの新曲群を3曲、新鮮。充実感のあるライブでした。


黒沢秀樹さんのステージに呼ばれて「Endless Harmony」を。これは去年の2月にも一緒にやった、とてもポジティブな歌。ビーチボーイズの来日公演を観て書かれた、という歌詞に納得。「古いレコードで知った ずっと新しい世界」というものに魅せられて僕らは音楽を続けている。そしてアンコールでは安宅くんもペダルスティールで加わって大滝詠一さんの『ナイアガラ・・カレンダー』から季節を先取り6月の「青空のように」をカバー。去年は2月だったので「Blue Valentine's Day」をやった流れを受けて。僕は最初にフィッシュマンズのカバーバージョンで知った曲だが、連綿と続くポップスの歴史を想う。
ご来場いただいた皆さま、平日のライブで遅くまでお付き合いいただき感謝。次のライブはいよいよ、なんと、レコ発記念の“夜の科学 vol.47”、新しい季節の始まり。