
そして改めて楽曲と曲順。
山田稔明/the loved one
2015年6月19日発売(全国流通開始7月7日)
GTHC-0007 定価2000円(税別)
1.my favorite things
2.太陽と満月
3.ポチの子守唄
4.些細なことのように
5.small good things
6.猫町オーケストラ(album mix)
これしかない、という流れと楽曲になりました。日が落ちてまた新しい朝が来るような。「my favorite things」は一番最近書かれた歌、「太陽と満月」は2013年に初演、「些細なことのように」は2010年に書かれた歌。「small good things」も古い歌ですがポチが亡くなったあとに歌詞を書きなおして2015年の歌になりました。「猫町オーケストラ」は4月にリリースされたVA『猫と音楽の休日』で初出した歌ですが、このアルバムのためにミックスを変えています。「ポチの子守唄」はまさに去年の今頃、ポチの看病をしながら口ずさんだメロディです。トータル・プロデュースは山田稔明、僕自身。しかしアルバム制作開始時からずっと、すべての楽曲のミックスを担当していただいたエンジニアの手塚雅夫さんとキーボードの佐々木真里さんとともにアレンジや録り方など幾度となくミーティングを重ねたので、お二人は共同プロデューサーと言えます。
レコーディングは4月から行われ、前述の真里さん、イトケンさん、安宅浩司くん、海老沼崇史くん、上野洋くん、sugarbeans佐藤くん、立花綾香、といつもステージを手伝ってくれる心強い面々との作業になりました(「猫町オーケストラ」には猫友だちのkainatsuちゃんがコーラスを吹き込んでくれました)。あわせてここ数年の親交から客演が実現した高野寛さん(“夢”のようでした!)、まさに愛猫同士が引き合って結びつけてくれた近藤研二さんのアレンジによる楽曲、と非常にバラエティに富んだ内容になりました。うちでレコーディングしたら近藤さんのお宅におじゃましてコーヒーブレイク(と猫)というのがこの春定番の風景になりしびれるタイトなスケジュールにも笑顔が絶えず、近藤モイくんにも大きな感謝の気持ちを贈らなければなりません。ポチ実にもたくさんの来客で苦労かけたね。
収録楽曲それぞれについてはこれからレコ発ライブまでに1曲ずつ紹介していけたらと思います。語るべきことがたくさんあるのでら、またハンドメイドジン「MONOLOG」に詳細なレコーディング日記を綴るつもりです。たくさんの音楽家の才能が今まで作ったことのないようなレコードを具現化させてくれました。ちょうど同じ時期に新作レコーディングを行っていた高橋徹也さんも同じようなことを語っていましたが、自分が書いた曲を書いた僕本人よりも深く咀嚼し理解して、上手に演奏してくれる仲間の姿を見て感動しました。
参加ミュージシャン:安宅浩司(guitars, pedal steel, mandolin on M-1、M-2、M-3、M-4、M-5)、イトケン(drums, percussions on M-2、M-3)、上野洋(flute on M-3)、海老沼崇史(bass on M-1、M-2、M-3、M-4、M-5)、kainatsu(chorus on M-6)、近藤研二(arrangement, guitar, organ on M-3)、佐々木真里(arrangement, keyboards on M-1、M-2、M-4、M-5)、sugarbeans(drums on M-1、M-4、M-5 keyboards on M-6)、高野寛(guitars on M-2)、立花綾香(chorus on M-5)(50音順)
all songs written, produced by 山田稔明
次回は「M-1 my favorite things」についての解説を。
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