昨日のこと、夕方から出かけてスターパインズカフェでHARCOのレコ発記念ワンマン。昨年秋に共演したときにはすでに久しぶりのフルアルバム制作に取りかかっているという話を聞いたと思うから『ゴマサバと夕顔と空芯菜』はHARCOにとって十分すぎる時間をかけた渾身の作品だろうと思う。自分自身のレコーディングが終ったのでようやくゆっくり聴いている。満員大盛況の会場、楽曲の充実を反映したような、終始自由で楽しいステージでした。スペシャルゲストで堀込泰行くん。歌声を生で聴くのはキリンジ最後のコンサート以来。『ゴマサバ』はいろんなところでHARCOの原点回帰と言われるが、僕にとってはまた新しい別のHARCOだ。知り合って15年くらいになるが彼が後退する姿を見たことがない。
会場入口でばったり会ったエンジニア廣瀬修さんはHARCO作品をずっと手がけていて、僕にとっても15年前の『cobblestone』でレコーディングの時間を共に過ごした恩人。そのときマスタリングでお世話になった竹中昭彦さんにも15年ぶりに再会し、その時間の長さを思いました。打ち上げでは泰行くんといろいろな話ができて楽しかった。SNS等で日々の近況などが漏れ伝わらない泰行くんに一体どんな毎日を過ごしているのかと尋ねたが「午前中には起きてるよ」と彼らしい答えが返ってきた。23時を過ぎた頃にステージ上ではオールナイトイベントの準備でダンサーたちが踊りだして、僕を含めてミュージシャンたちがそれに見入っているのが印象的だった。アルバム発売おめでとう。とても楽しい夜でした。


