2015年07月07日

本日発売!山田稔明『the loved one』|「ポチの子守唄」によせて(近藤研二氏コメント)



いよいよ本日は山田稔明ニューアルバム『the loved one』の発売日です。七夕を発売日に選ぶのは2013年の『新しい青の時代』以来、昨年の『緑の時代』に続いて3年目です。昨日タワーレコードの渋谷店に一足早く挨拶に行きましたが、ポチの写真と一緒にCDが展開されていて嬉しかったです。ぜひ皆さんのお近くのCDショップで手にしてみてください(ステッカーの特典が付く店舗があります)。そして、もし見つからなかったり売り切れたりしていたら皆さんのよく通る声で「山田稔明の『the loved one』が欲しいのですが」と店員さんに話しかけてください。そのアクションがサムシングニューに繋がります。解き放たれた『the loved one』をどうかよろしくお願いします。

今日は先月の先行レコ発ライブで演奏した「ポチの子守唄」を公開します。近藤研二さんの編曲によってこの歌は鼻歌サイズのフォークソングからささやかな室内楽へと昇華しました。ステージ上からは涙ぐむお客さんの姿が何人も目に入って、僕も高ぶる気持ちを抑えるのが大変でした。愛猫ポチがいよいよ具合が悪くなったのが満月の晩、そして生まれ変わりのようなポチ実がうちの家族になった日も満月だった。この歌を歌うたびに僕はあの夜にもこの夜にもタイムスリップするのです。近藤さんからいただいたコメントもあわせて。





「ポチの子守唄」について

山田さんと僕は昨年、同じ季節に愛猫を亡くし、それが縁で知り合った。
しばらくして「この曲はぜひ近藤さんと一緒に」と手渡されたデモが『ポチの子守唄』。
深呼吸をしてからそのボーカルトラックのみをア・カペラで聴いた。
思ったよりテンポがよく明るい。彼の歌声を聴きながらそのフレーズの隙間に、
我が愛猫マルオへの思いが溢れては染みこんでいくのを抑えられなかった。
自分は編曲家である前にただの猫好き。ポチの一周忌に捧げられるこのアルバムは、
カラフルなジャケットを含め、一貫して前向きで力強い。
そこにセンチメンタルな響きを付加してしまったことは仕事としては少しまずかったかもしれない。
でもタイトル『the loved one』にかけ大目にみてほしい。猫愛は存分に出せたと思う。

近藤研二



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Posted by monolog at 13:32│Comments(0)TrackBack(0)

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