2015年07月24日

キョウコさんを想う



キョウコさんが旅立ってしまって、会えなくなってとてもさびしい。京都から戻ってからの3日間、何度も名前を呼んで、顔を眺めて泣いて、いくつものエピソードを思い出してみんなで笑った。最愛のパートナーを失ったイトケンさんの気持ちを思うとつらいけど、思い描いて浮かぶのはいつも笑っているキョウコさんの顔ばかりで、自然と自分の口角も上がっていくから不思議だ。キョウコさんはうちの愛猫ポチをとても可愛がってくれて、ポチもキョウコさんのことが大好きだった。あの高周波の声でキョウコさんが「ぽっちゃーん」と呼ぶとうっとりとした顔になって長い指で頭の縞模様を撫でてもらうのはポチにとって至福の時間だったはず。ポチが死んだときもキョウコさんは泣きながら笑っていて、お通夜にもお葬式にも来てくれてその笑顔に救われた。友だちであり、親戚みたいな存在でもありました。

火曜日におうちに会いにいったらリビングでずっとキョウコさんが好きだったルーファス・ウェインライトが小さな音で流れていたから、帰ってきてから僕もレコード棚から引っ張りだして聴いた。僕が大好きなインディゴ・ガールズをキョウコさんも好きだと聞いて、彼女にはアヴァンなイメージがあったからとても意外だったんだけど(最後に交わしたLINEも新譜がネットでフルストリーミングで聴けますよーということだった)ルーファスに続けてインディゴ・ガールズを聴きながら「ああ、キョウコさんは可愛くてしなやかで芯のある力強い歌が好きだったのだな」と想像した。HarpyやOOIOOを聴けばそこにキョウコさんがいるし、僕にはルーファスやインディゴ・ガールズを聴いてもキョウコさんを想うことができる。今朝は「ONE MAN GUY」(この曲はルーファスのお父さんの曲だったのだな)と「CLOSER TO FINE」を繰り返し聴いています。

ポチがすぐにキョウコさんを見つけて擦り寄っていくでしょう。キョウコさんはこれまでもこれからもとても大きな存在です。感謝を。

Posted by monolog at 08:27│Comments(0)TrackBack(0)

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