2015年08月20日

光の葡萄みたい



2011年の夏に「光の葡萄」という曲を書いたきっかけはいっこうに進まない仕事にむしゃくしゃしてお台場まで息抜きのドライブをしたことだった。海浜公園の砂浜に座って、高層マンション群の窓に灯る明かりとゆらゆらと水面に揺れるその反射を眺めて、僕はしみじみと「この街はまるで光の葡萄みたい」などと詩人のようなことを思って口をついた言葉がそのまま歌になった。昨日の夜、同じコースをドライブしてみたのだけど、光との距離感や空気感の違いを感じて興味深かった。東京の街が変わったのか、自分の感覚が変わったのか。「光の葡萄」は大好きな歌になった。この曲を書いた当時の自分を褒めてあげたい。

暮らしはどう?高架下に響くエコー、夜の公園には猫。季節はもう、今。



Posted by monolog at 21:24│Comments(0)TrackBack(0)

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