2015年10月30日

映画「先生と迷い猫」を観た



昨日のこと、ようやっと時間が作れたのでユナイテッド・シネマとしまえんまで出かけて映画「先生と迷い猫」を観た。随分前にファンの方から鑑賞券をいただいて、とても楽しみにしていた作品。猫が登場する映画というのは生粋の猫好きからすると“ファンシー”な方向に転がりがちだったり、とにかく猫そのものが可愛いので「なんか、猫が可愛くて良い感じだったよねー」とぼんやりした感想になりがちなのだけど、この「先生と迷い猫」はストイックでハードコア(筋金入り)な猫映画の一本として記憶されることになるだろう、と思いました。

まずロケ地が素晴らしい。どうやら下田とか南伊豆らしいのだけど、時間ができたら出かけていきたいほど。僕がポチを亡くして傷心旅行をしたのは実は下田、何かしらの縁を感じる。映画冒頭、薄三毛猫がひとりで町をねり歩くシーンがとても孤独でたくましく美しくて感動してしまった。一匹の猫のことを思う人々の心の動きと、だんだん繋がっていくその「連帯」を描いた物語。猫が出てこないシーンで泣いた。観終わったあとで思うのはやっぱり「ああ、猫とはなんと人の心を揺さぶる美しい生き物か」ということで、僕はこの映画を猫好きの友だち全員に薦めたいと思う。猫好きじゃない人もこの映画は何かのきっかけになるかもしれません。

エンドクレジットを見ると南中野地域ねこの会が協力していたり、むさしの地域猫の会の会長さんがこの映画の原作者(『迷子のミーちゃん〜地域猫と商店街再生のものがたり』というノンフィクション本がこの映画の原案だそうです)の方から取材を受けたばかり、という話を聞くにつけ、この映画が「猫って可愛いよね〜」ということだけに終始しない、猫と人間の共生についての問題提起が多分に含まれたものだということがうかがい知れて、今月僕が参加した「吉祥寺ニャンポジウム」の内容ともリンクしてとても興味深かった。良い映画を観ました。鑑賞券をくれた方に感謝。



Posted by monolog at 10:48│Comments(0)TrackBack(0)

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