久しぶりに「SING A SONG」を歌って、2000年代の後半、ソロ活動を始めた頃この歌にとても助けられたことを思い出す。どこで歌ってもこの歌はいつも客席をニコニコさせた。「pilgrim」のなかになる「自分じゃない誰かが的を射た言葉で/答えを出すと思っていた?」という歌詞は当時の自分の環境下で自問自答したフレーズ。そういうときもいつもそばには猫がいたのだ。去年夏の終わりに“傷心”旅行へでかけたとき「high tide」のミュージック・ビデオを作るための撮影も行ったのだけど、結局それは僕のペットロスに伴う気力のなさのせいで未完に終わった。あの素材は今どこに?