
11月3日が小説『猫と五つ目の季節』の発売日でした。アマゾンなどのネットショップも発送が始まった(アマゾンでの購入はこちらから)。ようやく昨日時間が取れたので、一般書店に本が並ぶ風景をようやく昨日この目で確かめることができた。CDがリリースされるときはだいたい決まって渋谷と新宿を視察に行くのだけど、今回はやっぱり吉祥寺が気になって、本屋パトロール。いつもの道沿いにある通い慣れた本屋に自分の書いた本が並ぶのはくすぐったいけどやっぱり嬉しい。吉祥寺界隈には僕が確認しているだけでも4つの本屋とカフェと定食屋、6店舗で販売してもらっている。「あら何かしら?この本は」と通りすがりの人に触ってもらえたらいいなと思う。
いろんな情報サイトでも発売日を機にニュースで取り上げてもらった。いつもお世話になっているナタリーは「お笑いナタリー」のほうで拾ってくれた(こちら)。昨日どきどきキャンプのサトミツさんに会ったら「山田さん、小説すごい良いです!」とまた褒めてくれた。CASA BRUTASにポチ実が紹介された記事が小説発売日にYahooニュースに取り上げられたのは偶然だろうか(こちら)。元記事はこちら、とても嬉しいタイミング。CINRAは予告編動画を組み込んだ記事にしてくれたが(こちら)、「メジャーデビューを果たしたがヒットが出ず、次のシングルが売れなければ契約を打ち切られる音楽家の<僕>と三毛猫ポチの13年間の暮らしを綴った物語」という要約にドキッとした。事実を書いたのだけど、あらためて考えると赤裸々で生々しいな。
今日は僕と同じくオイルショックの年に生まれたシンガーであり女優、声優とたくさんのフィールドを駆け回る宍戸留美さんからの感想コメントを。古い日記を調べてみたら留美さんと僕が初めて対バンしたのが2005年6月、場所は初めて足を踏み入れる恵比寿天窓switchだった。僕はそのライブがきっかけで「この会場、サイズも手頃で映像も使えていいなあ」とその年末からGOMES THE HITMAN恒例イベント“猫町オーケストラ”の会場をswitchに移したのだ。今年で10年!キャリア当初から事務所に所属しないインディペンデント/フリーランスの“アイドル”として茨の道を歩いてきた留美さんが<僕>の音楽家生活をどう読んだか、もっと詳しく感想を聞きたいな、と思いました。宍戸留美さんはクラウドファンディングでデビュー25周年(!)をお祝いするリリースを計画中。詳細はこちら。
山田稔明さんの小説『猫と五つ目の季節』を読み終えて‥‥。
こんなに小さな命を愛してくれる人がいるんだと、感動しています。
それと同時に音楽家としての山田さんしか知らなかった私は、
こんなにも『猫の人』なのかと驚いてます。笑。
ポチちゃんを通して沢山の人とも交流して、心動かされ、学び、
音楽に支えられ、愛とは何かをこの本で教えてくれます。
本になってもっともっと沢山の人の心を動かすであろうポチちゃん、偉大!
最後は絶対に泣くだろうなと思って読むのがイヤだったんですが、
読まずにはいれない、音楽を奏でるかのようなリズムと空気感、
優しさに包まれるような幸せな時間でした。
本を閉じて、山田さんのInstagramをのぞくと、
そこには小説の中の世界が日常としてあり『はっ!』と声が出ました。
改めて、人も動物も生かされているもの同士、寄り添い愛しあっていたいと強く思います。
宍戸留美さん(歌手、声優)