2015年12月19日

小説「猫と五つ目の季節」のこと18|主観から俯瞰へ

発売からしばらく経って最近は、小説『猫と五つ目の季節』の感想をお手紙でいただくことが多い。ライブで行った先で、長文メールで、何度も書き直されただろう感想文は心尽くしのもので感動する。客観的になって「そんな素晴らしい物語、おれが読みたい」と思うくらい美しい言葉で感想が書いてある。ヒックスヴィルの中森さんに昨日本を渡すときに「いやあ、読んだよ。感動して震えたよ」と褒めてもらって嬉しかった(メールで送ったPDF版ですでに触れていてくれていたのだ)。Amazonでたくさん売れているみたいだ、という報告もあり、10月からの僕のライブ会場だけでもすでに数百冊が皆さんの手元に旅立った。在庫の山に埋め尽くされることなく、なんとか安心して年を越せそうな雰囲気がある。仙台では「これは猫に限った話ではなく、普遍的な愛する者についての物語ですね」と言われたのだけど、その人は犬と暮らしているそうだ。保護犬を引き取って家族に迎えたという経緯をお持ちのモデル/タレントの浜島直子さん(世界ふしぎ発見ミステリーハンターのはまじさん!)からも本について嬉しい感想をいただいたので、今日はそれを紹介します。

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著者の人柄が感じられるような、穏やかでひねくれていない
素直な文章が読んでいて心地よく、すいすいと心に入っていきました。
猫との生活という淡々としがちな内容ですが、だからこそ共感しやすかったり
自分と重ねやすかったりするのかなと思いました。

逃げるところや病気で苦しむところは、ついつい我が家のピピちゃん
(雄のシーズーです)と重ねてしまって、読んでいて胸がつぶれそうでした。

それにしても、不思議なことってあるもんですねぇ! 
最後は読んでいて救われたような気持ちになりました。
私は猫アレルギーなのです、筆者が羨ましい!(笑) 
読んでいて猫を飼いたくなったのは私だけではないはずです。

浜島直子


Posted by monolog at 20:21│Comments(0)TrackBack(0)

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