2016年01月11日

20年前のこと、15年前のことを思い出す



今年も成人式の季節だ。1995年から96年生まれの人が今年の新成人ということで、今から20年前自分が何をしていたかをぼんやりと思いかえすと、1995年に僕は大学4年生で、20年前のちょうど今頃は映像制作会社への就職が決まってぼんやりと日々を過ごしていたはずだ。悪あがきのようにデモテープをいろんなところに送りまくっていた頃で、レーベルやコンテスト、当時テレビでやっていた「えびす温泉」というオーディションにも送って、ぽつぽつと決定打にならない返事を受け取っていたように思う。恐らく人生のなかでもっとも不安だった時期ではないだろうか。ヒマで不安なのが一番たちが悪い。僕はこの20年前にはもう戻りたくない。

それから5年後の2001年、ちょうど今から15年前の成人の日に、僕は横浜アリーナのステージの上で演奏していた。GOMES THE HITMANがシングル「饒舌スタッカート」(ポチが表紙の運命のレコードだ)をリリースする直前、僕らは横浜市の成人式をお祝いする演奏をやったのです(この季節になるといつも振り返る思い出ですがご存知ない方もたくさんいらっしゃると思います)。午前の部と午後の部の2回、数万人を前に演奏しました。ちょうど「荒れる成人式」の始まりのころで、午前中はとても不穏なステージ、そして午後にはやんちゃな子たちがステージに上がってくるというエキサイティングなライブで、ずっと忘れません。

そう、「饒舌スタッカート」から15年が経つのだ。感慨深い。



Posted by monolog at 12:01│Comments(0)TrackBack(0)

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