2016年01月19日

カレンダーは僕の敵?|カレンダー展ライブ2days(2016年1月16-17日 @ 経堂cafe+gallery 芝生)【ライブ後記】

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1月8日から経堂ギャラリー芝生で開催されてきた「山田稔明 カレンダー展 2011-2016」に伴い決定したミニライブはとても小さなスペースゆえすぐに完売し、追加公演が決まって2日連続の週末ライブとなりました。鼻先がふれあうようで、ステージと客席の仕切りがなく、L字型の店内にぎゅうぎゅうになった店内はとても暖かかった。まずライブ初日はToad the Wet Sprocketというアメリカのバンドが1989年にリリースした「I Think About」という曲のカバーでスタート。この曲のサビは下記のような歌詞。


Funny how the days go by invisibly
And faster than I realize the things I think about
Strange to find the calendar my enemy
And scared that when I die so will the things
I think about

毎日が目にも止まらぬスピードで過ぎていく
僕が考えているよりももっと早く
カレンダーが僕の敵になるなんて不思議
もし僕が死んでしまったら
僕が今考えていることも一緒に死んでしまうのかな


この歌詞、「カレンダーが僕の敵」というパンチラインに強い影響を受けたせいで僕の初期の楽曲には「カレンダー」がモチーフとして歌詞に使われた歌が少なくなく、カレンダー展にちなんで「カレンダー」楽曲を全部歌うことにしました。まずGOMES THE HITMANが最初に出したCDのオープニングを飾る「僕はネオアコで人生を語る」(人生は続くだろう/カレンダーのように)、そして「言葉はうそつき」(受話器上げてなぜか宙を舞う指が/薄くなったカレンダーをめくるのは)、そして未発表曲である「気分」(何度も眺めたカレンダー/この日が来なけりゃと本気で思ってた)、未発表曲をもうひとつ「北の国から」(カレンダーの薄さを見れば/君の焦りの色も見える)、そして「何もない人」(廊下から低空飛行で声をさらった隙間風が/カレンダーを揺らし季節を進ませる夢を見て)。僕のPCの歌詞倉庫のなかにはもう一曲、Max Boysという声優ユニットに提供した「ハートブレイカー」という曲があり、このなかでは「筋書き通りに進んでゆくんだ/僕を急かす日めくりのカレンダー」と綴っている。カレンダーはとどまらずに過ぎていく時間の象徴として描かれることが多い。あらためて自分の指向性/趣向性を確認するいい機会でした。Toad the Wet Sprocket含めてぜひ定額制音楽配信サービスなどでお聴きいただけたら嬉しい。2日目はToadのカバーの前にサイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」を歌いました。これも影響を受けた歌。

春夏秋冬、季節の歌を1曲ずつ歌うことにして、まず初日は、春の歌として「tsubomi」、夏は「一角獣と新しいホライズン」、秋は「光と水の新しい関係」、冬の歌として「星降る街」を。2日目は春の新生活を歌った「思うことはいつも」、そして「夏の日の幻」、秋の引っ越しをモチーフにした「glenville」、そして「星降る街」をもう一度。いかに自分が季節感や気温、服装や街の風景に歌を欠かされているかがわかります。昨年夏にリリースした「my favorite things」は今年のカレンダー、1月のデザインのもととなりました。

せっかくの「カレンダー展」なのでカレンダーのCMソングのようなものを作りたくなって、前の晩に曲を書き始めたのだけど4月から始まって12月まで書いたところでタイムアウト。でもせっかくなので未完のまま歌った初日。そして一晩明けて残り3ヶ月のことを書き込んで完成した「calendar song」を追加公演で披露することができました。僕自身の音楽キャリアのスタートである「僕はネオアコで人生を語る」で歌われる「人生は続くだろう/カレンダーのように」を受けて、「calendar song」は「人生は続く/何度でも言う/そう/カレンダーのように」と結ばれる歌になりました。気負いのない、風通しのいい爽快な歌になりました。また歌う機会があれば。

いよいよ今日は10日間の展示の最後の日となりました。僕も午後から在廊して、サインなどに応えますのでお時間あればぜひ足をお運びください。カレンダー展は経堂から奈良へ巡回します。




2016年1月8日(金)-1月19日(火)
“山田稔明 カレンダー展 2011 - 2016”

本日最終日 13:00 - 18:00

2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。原画の販売もあります!

経堂 cafe+gallery 芝生(http://shiba-fu.com/
156-0052 東京都世田谷区経堂2-31-20
tel 03-3428-5722

Posted by monolog at 10:33│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
2日目のライブにお邪魔した者です。
距離が近過ぎてなぜかこちらが緊張していたのですが、山田さんの歌にどんどん引き込まれて行き、リラックスできました。ずっと聴いていたくなるような曲と声でした。お話も楽しかったです。カレンダーに対する山田さんの思いが伝わって来ました。
カレンダーソング、大好きです。また、聴きたいです。
行ってよかったと心から思えるライブでした。ありがとうございました♪
Posted by ニケ at 2016年01月20日 22:20