2016年02月04日

夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽12(2016年2月3日 @ 下北沢lete)【ライブ後記】



2016年2月3日(水)@ 下北沢 lete
夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽12


1.my valentine(未発表)
2.clementine(『pilgrim』)
3.歓びの歌(『home sweet home』)
4.ONE(『pilgrim』)
5.サニーレタス(『緑の時代』)
6.気分(未発表)
7.me light(未発表)
8.coffee(『down the river to the sea』)
9.情熱スタンダード(『mono』)
10.忘れな草(『mono』)
11.サテライト(『ripple』)
12.きみは三毛の子(新曲)
13.calendar song(新曲)
14.ブックエンドのテーマ(新曲)
15.my favorite things(『the loved one』)

EN
16.あさってくらいの未来(『新しい青の時代』)
17.tsubomi(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)



昨日のこと、下北沢leteでの定期演奏会も4年目に突入。リハーサルと本番までの間に駐車場に停めた車のなかで、後部座席のほうを向いて恵方巻きを食べているところを不思議な顔で眺める向かい側の車の人。節分、季節の節目に今年最初のソロ弾き語りワンマンでした。2月に入ってバレンタインデーも近いということで、この日のセットリストは思い切って「ラブソング」しばりにしました。個人的には甘いラブソングは苦手なのだけど1年に1回くらいこういう機会があってもいいかもしれない。スロー/ミディアムのテンポの楽曲が多くなるけれど、leteの空間には意外と似合っていました。オープニングに歌ったのは「my valentine」というかつてCDRに収めた英語詞の曲、「chocolate sea(チョコレートの海)」「sugar breeze(砂糖のそよ風)」「cotton candy bed(綿菓子のベッド)」などなど甘いフレーズが並ぶ個人的に大好きな2月のための歌、ここで聴けるようにしました。




未発表曲の「気分」はカレンダー展で歌って息を吹き返した。曖昧模糊とした感情は恋愛初期の感情を歌った歌、かもしれない。「me light」は知人の結婚式のために作った歌。先月作った「calendar song」ともう一曲新しい歌を披露したくて、ライブ当日に愛猫ポチ実を眺めながらギターを爪弾いて書いた小さなラブソング。leteのステージ裏で2番を書き足して、間に合った。ライブ中には「やわらかなダイヤモンド」と呼んだこの歌、タイトルを「きみは三毛の子」と改めた。早速帰宅するなり猫に歌いかけている。また歌いたい。

自分が書いた歌のなかで一番のライブソングは「あさってくらいの未来」だと、今でも思っている。「愛しい」や「恋しい」や大げさな愛の誓いじゃ言えない曖昧な感情をだれかと共有したいといつも思うし、そのためにメロディに言葉を書いているのだ、ずっと。冬の最後に、とこの日のライブを「tsubomi」で締めくくった。膨らんだつぼみはもうすぐ大きなあくびをするんだろう。ほら、始まるよ。たくさんの、少し早めのチョコレートをありがとうございました。




Posted by monolog at 10:42│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
あさってくらいの未来、聴きたい気分だったので聴けて、聴いたらなんとなく発売当時聴くのと違った景色で曲を聴く自分の雰囲気が暗く向かなくて、だいぶ違う曲になっていて、とっても良かったです。
気分、も、今まで何回もライブで聴いてきたけれど、やっぱり今聴くとそれはまた違って、ほがらかで高い空に向かってくような気分で自分には響いて、ライブで聴き続けるのって、いいなあと思いました。
レテ、いい場所ですよね。
恵方巻きはどこで買ったんですか?コンビニでしょか。食べたことないのですよね。
Posted by ますだ at 2016年02月04日 12:17
また、おばあちゃんになってからも「この曲かわいくて好きなのよぉ」と言うだろう曲が増えました。
「sugar breeze(砂糖のそよ風)」!!
真っ只中に立って、耳栓をして口呼吸をして流れを見ながら味わってみたい…ゴーグルも必要でしょうか。(*^▽^*)
ボビーコールドウェルの「風のシルエット」という曲とこの邦題が好きなのですが、目に見える風もいいなぁと思いました。




Posted by motokoishita at 2016年02月06日 19:47