
昨日のこと、リドリー・スコット監督作品「オデッセイ」を観た。せっかくなので4DXの体感式シートを初体験することに。シートが上下左右そして前後に動き、前から後ろから足元から風が吹く。劇中では当該演出はなかったけれども水しぶきが出て顔を濡らす。火星と宇宙空間が舞台のメインとなるのでこの体感演出はとても楽しくて、爆発シーンなどは思わず声が出るほどだった。物語自体も主人公のポジティブな姿が印象的でストーリーも面白く、2時間半があっという間、新感覚の映画体験でした。
劇中では20世紀のディスコミュージックが重要な役割を果たすのだけど、孤独な空間を生き延びようとするときに食物や水や空気と同等に音楽は彼の精神には必要な物だったのではないか。同じように地球上で生きる我々にとっても音楽は日々に欠かせない大切なものだということも本当はみんな知っているし、だから僕はそれを生業にしている。映画のクライマックスでデヴィッド・ボウイが歌っていた。「子どもたちにロックンロールを聴かせて/夢中にさせて/踊らせようぜ」と。映画を観終わってもふわふわと浮足立つような感覚が残りました。
帰ってきたらWOWOWで、偶然にも同じリドリー・スコットが製作総指揮したドキュメンタリー映画『Springsteen & I』をやっていて、つい見入ってしまった。2013年7月に全世界同時公開されて、武蔵村山までわざわざ観にいった映画、あの暑い日のことを思い出した。