




3月になって今年も恒例の深大寺だるま市の時期がやってきた。もう何年通っているだろうか、武蔵野の春の風物詩。今年はお菓子屋ダンラナチュールなっちゃんと息子の凪くんと待ち合わせて出かけた。深大寺に到着するとちょうど「お練り行列」の最中だった(深大寺だるま市についてはここに詳しい)。無数のだるま屋さんが並ぶのでどれを買うか迷ってしまうが、ここは直感に委ねるのがいい。今年は鼻が高くて赤いダルマさんにした。だるま市の醍醐味はお坊さんにダルマの目入れをしてもらうところにある。新しく買ったダルマの左目に阿吽(あうん)の「阿」という意味の梵字を、1年間を無事に過ごさせてくれた古いダルマには空いている右目に「阿」に続いて「吽」の梵字を書いてもらって奉納する。参道にはイカ焼きとかお好み焼き、いろんな出店の美味しそうな匂いが漂っていて、みんな楽しそうに赤青黄色と色鮮やかなダルマを抱いてそれぞれの願いを願うのだ。
雲ひとつない青空。そしてとてもあたたかい日だったので、茶屋で甘味を食べながら「なんだか今日は良い日だなあ」としみじみ思いました。明日もいい日になればいい。