2016年03月12日

1991年と2001年のR.E.M.|25年と15年



昨日は夜からキーボードの真里さんが来宅、ポチ実に会いたがっていたのだけど遠巻きに眺めるだけという予想通りの結果に。つれない猫、もうちょっとサービスすればいいのに。今月は先週のNAOT TOKYOの一本だけでライブはお休みの1ヶ月。考え事をしたり録音したり遊びにいったりフリスビーをしたりしている。もう少し暖かくなればどこかドライブでも行きたいのに春の陽気はまだおあずけだ。4月1日下北沢leteでの“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽13”は完売御礼、4月からはまたたくさんライブを。

今日はR.E.M.の『OUT OF TIME』というアルバムが出て25年の記念日だった。このアルバムを僕は高2と高3のあいだの春休みに手にして、それ以来25年聴いている。大学受験のための勉強のBGMもこのアルバムだった。「Half the World Away」という曲は「This could be the saddest dusk I've ever seen(これは僕が今まで見てきたなかで一番悲しい夕暮れかもしれない)」という歌い出しで始まるが、このアルバムの歌詞をすべて暗記したことで僕は大学の英米語学科に入れたんだと思っている(仮定法過去とか過去完了形などは言葉で説明されるよりフレーズごと憶えるほうが身につく)。今でもKRS ONEの「Hey, I can't find nothing on the radio」と始まる「RADIO SONG」が流れたら最後まで全部シンガロングしながら聴きたくなる。間違いなく人生の1枚だ。

数日前、2001年に出たR.E.M.の『REVEAL』というアルバムを、思い立って歌詞カードを眺めながら聴いたらびっくりするほど感動した。僕がレコード会社との契約がなくなってくさくさしているころに出てよく聴いたレコードだったがちゃんと言葉に向き合ったことがなかった。「I'll Take the Rain」の歌詞は特に美しい。「鳥が羽ばたくとき、よく考えたものさ/彼らが一生歌って暮らすように、人間にもそうすることができないのか?/僕らは固執しこれがいいと言い張る/もしこれが君の提示する条件ならば/僕は雨を選択する/雨に濡れていくよ」と歌う。『OUT OF TIME』は僕にとって人生の1枚だけど、R.E.M.の21世紀ベストは間違いなく『REVEAL』だと確信した。

25年ずっと頭の中で鳴っていたり、15年経って急に心を揺さぶられたり、音楽とは時間を越えていく素晴らしい産物だ。





Posted by monolog at 21:49│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
『OUT OF TIME』のほうがバラエティにとんでいるように思えますが、全曲通すのは『REVEAL』のほうが統一感があって好きかもしれません。「I'll Take The Rain」アニメーションもかわいい〜。少しは洋楽を聴きましたが、音に惹かれていたので、歌詞に関しては学校で習った英語とは全くの別物だと思っていたことに気がつきました。歌からでももっと真剣に向き合えば英語が理解できていたかなぁ?聴いて意味がわからないなら、歌詞なんか要らないと歌詞のない音楽に傾倒した時もありましたが、なんだか物足りない…かと言って変に歌われる日本語は聴きたくない!と思っている時に出会ったのが山田さんの楽曲でした。学生時代からR.E.Mのような曲を意味を押さえつつ聴いていたのなら、いろいろなリズムに日本語の歌詞を載せるのが絶妙に上手いのも納得です。これがネオアコ!なのでしょうか? 改めて、声質、発語のリズム感の良さ、歌詞の聴こえやすさに惚れています。歌詞の深意は何度も聴いていくうちに読め方が変わることがあり、そこがまた面白いですね。山田さんが歌う「Losing My Rellgion」も好きです(*^_^*)。 25年ですか〜。あと何年かな〜。出来るだけ永く、山田さんの曲聴き続けたいです。
Posted by motokoishita at 2016年03月13日 01:30
山田さんがI'll take the rainの歌詞に感動したというお話ですが、私も少し似たような経験をしました。
R.E.M.の中で『Reveal』は大好きなアルバムですが、歌詞をきちんと読んでいないものもあります(だってメロディとMichaelの声だけで十分きれいでうっとりしてしまうから)。
2012年に、たまたま歌詞カードを眺めながら聴いていて、歌詞の英語としての美しさ(韻を踏んでいますよね)に驚き、意味の奥深さに胸がいっぱいになりました。I used to think, as birds take wing,...以降はそれだけで一つの小説のようだと思いました。
普段何気なく流れていて心を軽やかにしてくれる曲もあれば、どこまでも深く味わうことができる曲もありますよね。私にとってI'll take the rainはまさに後者でした。

R.E.M.は宝物です。こんなにきれいなものに出会えたから、それだけで私の人生は上出来だな、とよく思います。
R.E.M.のつながりから山田さんのブログも時々拝見しています。同じ気持ちの人の言葉を読むと、いつもうれしくなってしまいます。お礼を言いたくて初めて書きました。
Posted by としえ at 2016年05月17日 13:27