2016年04月02日

山田稔明 新作『みずいろの時代』について

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ということで、昨日はエイプリルフールでしたが、発売を予告した新作『pale/みずいろの時代』は四月バカのウソではなく、本当にリリースされます。4年連続の七夕発売、レコ発ライブも決定、ツアーもたくさんやりたいと思います。4月1日にウソみたいなニュースを発表して実際それを本当のことにするという、このエイプリルフール企画も振り返れば2006年の「目には目、歯には歯/饒舌スタンガン」以来ずっとやってきた恒例行事(2011年震災の年は自粛)、今年で10年ということになるのだと今自分のブログを振り返って気付きました。これまでの4月1日ネタをまとめてみると・・・

2006年「目には目、歯には歯/饒舌スタンガン」発表
2007年「ポチに願いを/真夏のキャット」発表
2008年「スプリングフェア」発表
2009年「Early Days of Toshiaki Yamada」発表
2010年「bon voyage」三十路をテーマに
2012年「CATS」(「猫が鳴いたらキャラバンは進まない」再発)
2013年「山田稔明は何者で、どこから来てどこへ向かうのか」発表
2014年「緑の時代」「ひなたのねこ」告知
2015年「the loved one」「小説コブルストーン」文庫化告知
2016年「みずいろの時代」告知

となります。2009年の「Early Days of Toshiaki Yamada」というのが2014年の『緑の時代』、さらには今回の『みずいろの時代』へと発展したわけですが、自分がこつこつと作りためて何らかの理由で発表されなかった楽曲に光を当てる良い機会になって、とても楽しいのです。4月1日当日のライブでも『みずいろの時代』楽曲をたくさん歌いましたが、「pale=青白い」と呼ぶにふさわしい、迷いや憂い、葛藤や不安が行間に浮き沈みして不思議とそれが心地いい。ここ最近の楽曲とのコントラストが面白く、この夏はとても良いセットリストでライブができるような気がしています。

アルバムジャケットにはついに初めてポチ実の写真が採用されます。この写真を撮るために普段は食べさせない「ちゅーる」という禁断のおやつをあげて、なんとか同じフレームに収まることができました。『緑の時代』は演奏、歌唱、録音、ミックス、マスタリングまでほぼすべて一人でやりましたが、今回は様々なミュージシャンに音を添えてもらって新録し、ずっとお世話になっているエンジニア手塚さんに魔法のようなミックスを施していただいています。今後アルバムに関しての情報詳細を随時発表していきたいと思います。“アーカイブス集”と呼びながらも自分では過去から届いた“新曲”のように感じています。最後にもう一度、『みずいろの時代』は本当にリリースされますので通販プレオーダーも迷わずお申込みください。お金を振り込んでも詐欺にはあいません。どうぞ2016年は『pale/みずいろの時代』をよろしくお願いします。7月7日発売。

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Posted by monolog at 09:56│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
エイプリルフール企画なんていうのを10年も前からやっていたなんて、至るところにまだまだ知らない何かがありそうで楽しいです。 禁断のおやつ!チミちゃん、素直にのっちゃいましたか。ありがとね〜。 庭、ベランダ、次は「ちゅーる」?(^^;)。 時を経て“光が当たった楽曲”たち、よかったですね。「新緑」、「新録」、「新曲」。 先日「GREEN」をシャッフル再生してみたら「猫のいる暮らし」から「夢のなかの音楽」へとかかりました。いつも聴いていた「点と線」からの時には気づきませんでしたが、急に「夢のなかの音楽」が透明感があり、どんどん前へ流れていくように感じました(カントリーからだから違いがわかりやすかったのかな?)。 思えば“みずいろ”っぽくて、手塚さんの“魔法のようなミックス”も楽しみです。
Posted by motokoishita at 2016年04月03日 00:49