2016年04月05日

Toad the Wet Sprocketのこと|グレン・フィリップスのこと



下北沢leteでのライブではToad the Wet Sprocketという、おそらく会場にいた人全員にとって未知のバンドの「Don't Go Away」をカバーした。1990年にリリースされた『Pale』という作品のなかの、シングルカットもされていない歌。ペイルブルーをテーマにした新作『みずいろの時代』を紹介する流れで自分が歌いたいから歌ったカバーで、正直お客さんの反応も微妙、と感じた(自分ではそう思った)。開演前も終演後もその『Pale』をBGMに流していたのですが、ライブから数日後に思いもよらない嬉しい連絡があった。

Toad the Wet Sprocketのボーカリストであるグレン・フィリップスがこの4月に5度目のソロ来日公演を行うのだけど、その主催の方から「山田さんのライブでToadとグレンに興味を持ったという方が予約してくれて本当に嬉しかった」という旨のメールをいただいたのだ。グレンが最初に来日したのはちょうど10年前の2006年4月で、その後2008年にも素晴らしいライブを見せてくれた。2011年秋の来日では自分のライブと関東公演のスケジュールが被って断念したのが大きな後悔になって、2014年4度目のときには唯一日程のあった愛媛松山の小さなバーまで小旅行を兼ねたライブ遠征をした。なんと今年は来日行程すべて都合がつかず(長時間リハーサルと九州とHARCOの春フェスだ)とても残念な気分でいたから、その報告はなおさら僕を明るい気持ちにさせてくれました。

2006年 グレン・フィリップス @ 下北沢 ラ・カーニャ
2006年 グレン・フィリップス @ 鎌倉 Cafe Goatee
2008年 グレン・フィリップス @ 下北沢 ラ・カーニャ
2014年 グレン・フィリップス @ 松山 bar TAXI

高校生の頃は「この国でToad the Wet Sprocketというバンドのファンは自分しかいないのではないか」と思っていました。東京へ行けば誰かが・・・と上京してもToadのことを知っているのは留学経験のある一部の人たちくらいで、僕はこのバンド名「トード・ザ・ウェット・スプロケット」を発語したことすらなかったかもしれない(最近はToadを熱く語れる知人が数人できた!)。時が経つとそれが自分だけの宝物のように思えてもっと愛しくなってくるから不思議なのだけど、自分が愛してやまないものが誰かのアンテナにキャッチされたり、「好き」とか「気になる」のチューニングがあったりするのは嬉しい。

もし興味を持った方がいらっしゃったらぜひ今月のグレン・フィリップスの来日公演へ出かけてみてください。素晴らしい歌とギター、言葉とメロディ。思春期から今までずっと僕を魅了し音楽を作るときに立ち返らせる素晴らしい音楽家です。ライブ詳細はこちら。これまでのグレン公演についての日記を転載。ああ、身体がふたつあったなら。



追記:グレンの長髪時代 「Come Back Down」from『Pale』(1990)

Posted by monolog at 10:26│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
ありゃ。どこにも書かず、誰にも言わなかったのですが、実は私も興味を持ちましてこのバンドの音源聴いてみたい、Amazonへいこう!と思ってました。

何故書きも話もしなかったかというと、バンド名が覚えられなかったからです。。

事後報告で失礼しました。


Posted by スミス at 2016年04月05日 11:02
いやいや、知らない音楽(しかも自分の好きなミュージシャンの方が好きな曲)を聴くことができるのはうれしいことです。
Posted by えなみ愛 at 2016年04月05日 12:18
Toad the Wet Sprocketのビデオを見た時からボーカルの方、なんて誠実で優しそうな方なんだろうと思っていました。メンバーの皆さん(もう解散されたのかな?)も、とても仲が良さそうに見えて、GTHの皆さんもそうなんだろうなぁと。「音楽を作るときに立ち返らせる素晴らしい音楽家」さん、素敵ですね。『「glenville」という曲のタイトルもグレンの名前から連想してつけたものだ。』そうだったんですね。 その方が日本に来られるなんて!行きたいでしょうね。でも、山田さんを待っている皆さんがいますからねー。 「ONE ON ONE」観て聴きました。スキップせずに聴けました。 時折アップになるグレンさんの左手、薬指に指輪がしっかりはまっているのを見て、やはり誠実な方だと。「NEW CONSTELLATION」思いっきり歌っている姿が、昨年初めて見た山田さんの姿と重なりました。でも、この歌いっぷりは真夏の夜の感じかな?今、この夜のしじまに聴くならギターの音がきれいな「RISE UP」や「LAST SUNSET」、「MARIGODS」がいいな。とはいえ、やはり英語の歌詞を英語のまま理解出来たらもっとジーンとするだろうなぁというところに行き着いて、結局山田さんの、内容がすぐにわかる曲を聴きたいのだという思いに気づかされるのです。ところが、最近、小説を読んだ時、話の内容に引っ張られておかしくなるのと同じように、山田さんの曲でもそれが起こり始めていて(T_T)。このままでは、実生活に支障をきたす恐れが出てきましたので、ココロの置き所を探す旅に出かけようと思っていたら「my favorite things」にその答えを見つけてクールダウンしました。時折またおかしくなると思いますが、多分4年経つと完全に落ち着くと思いますので、それまでご容赦のほどよろしくお願いいたします。長くなりましたので、今度こそ削除してください(^^;)。
Posted by motokoishita at 2016年04月06日 01:57
わわ、それ私です!
leteで開演前にかかっていたCD,いいなぁ〜と思っていたらそんなわけだったので
帰ってすぐにGoogle先生に「トード・ザ・ウェット」とは?とお伺いしました。
(しかも4月に来日するっておっしゃってたし)。
調べてみたら、ちょうどライブの日は予定もないし、チケットもびっくりするようなお値段ではなかったので、聴いてみたいと思ってすぐにチケットを申し込みました次第です。
 
 申し込みをする際に、「昨日行ったライブで紹介されていたんです!」と
メールに書き添えたら、どなたのライブでしょう?とお返事が来たので熱く語ってしまいました(笑)。好きなミュージシャンが紹介してくださる音楽は、きっとわたしも好きだ!と思うので♪ こうして世界が広がっていくのって、本当に素敵なことだと思うのです。山田さん、ありがとう。
Posted by Keiko at 2016年04月06日 21:22