2016年04月26日

HARCOの春フェス 2016 TOKYOTOKYO(2016年4月19日 @ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE)【ライブ後記】



HARCOの春フェス東京編からちょうど1週間経った。というか、まだあれから1週間しか経っていないのか。いろいろなことが目いっぱい詰め込まれた1週間だった。忘れないうちに振り返りたいと思います。セッションリハーサルがあったのでお昼過ぎから会場入り。渋谷duoは何度も足を運んだ会場だけど、ステージに立つのはこれが初めて。HARCOと共作した書き下ろし楽曲の手合わせも順調に進み、フードチームも軒を連ねて開場。平日にも関わらずたくさんのお客さんにご来場いただきました。

GOMES THE HITMANでの演奏は昨年末以来4ヶ月ぶり。2月3月とずっとソロ作のレコーディングをしていたので単純にバンドでの合奏がとても楽しかった。メンバー4人が集まればだいたいどんな曲でも「こうだったっけ?」と演奏できるのだけど、腰の重いバンドなので気づくといくつもの季節を顔を合わせずにすぎることになる。今回HARCOから春のイベントのお誘いを受けて本当によかった。いつもワンマン2時間半のライブをやるGOMES THE HITMANだが、今回40分のステージ内容を決めるのにそんなに迷いはありませんでした。

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(撮影:祖父江綾子)

HARCOのオープニングMCの後、僕らは1番手でステージへ。会場DJは元モナレコード、旧知の行達也さん。BGMがすっと落ちたあとの1曲目はピアノのイントロに誘われて「雨の夜と月の光」。僕らのウォーミングアップ曲にして会場の空気をパッと変える曲。初めての眺め、見晴らしがよかったです。続いてちょっと時間を巻き戻して早春の歌「tsubomi」。1997年に初めてインディーズレーベルからリリースした歌を2016年に歌っているという喜び。そして「思うことはいつも」も新生活が始まる4月に毎年歌ってきた歌。今年はバンドで演奏できてよかった。

1曲だけカバーを。2月に急逝された村田和人さんに僕らはとてもお世話になった。コーラスアレンジで色付けていただいた「僕たちのニューアトラス」を演奏する案もあったが、僕が歌詞を書かせていただいた2014年作「BRAND NEW DAY/BRAND NEW SONG」を清々しい気持ちで奏でた。共演者のいるイベントではやっぱり「ハンカチを振って」というのは照れがあるんだけど(村田さんご自身のライブではこの曲のサビでお客さんたちがハンカチをぶんぶん振り回すのが常で、僕はそれを引き継ごうと思っているのだ)終演後に「ハンカチ振りたかった!」「心のハンカチを振りました」という言葉を嬉しく受け取りました。また歌いますのでそのときは照れずにやりましょう。

そして、イベント主催者であるHARCOを呼び込む。演奏するのはHARCOがGOMESの曲のなかで一番好きだと公言してくれた歌。堀越がアコーディオンにまわり、HARCOはピアノを。もしかしたら1999年渋谷クアトロ以来のセッションだったかもしれないな。この曲は大好きな曲なんだけど、CDではひどい風邪を引いて鼻声の僕が歌っていて悔いの残る音源になった。だからライブで歌うのが好き。ライブのほうが断然良い。HARCOのハーモニーも加わって新鮮な響きを湛えた合奏になりました。そして「手と手、影と影」、リリース当時はバンド演奏するのが苦手な曲だったのが時が経つといろいろ分かってくることもあり、今ではバーンと、スーッと歌うことができる。

続いて同じく『ripple』から「サテライト」を。2005年当時はこの曲をいかに平熱で盛り上がらないようにアレンジするか苦心した記憶があるけれど(そういうモードだったのだ)、10年以上経った今ではこの1曲のなかで醒めたり熱くなったり冷静になったりできるようになった。大好きな歌になった。最後は「饒舌スタッカート」。エレキギターをかき鳴らすのはやっぱり爽快だ。あっという間の40分だったけど物足りない気分にはなりませんでした。楽しかったし、またやりたいな。

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自分の出番が終わって、2階の客席から空気公団とHARCOのライブを堪能。ほぼ同時期にデビューして15年以上経って今ここで合流するというのが感慨深い。二組とも素晴らしい演奏だった。最後の最後、HARCOが曲を書いて僕が歌詞をつけて空気公団山崎さんの凛々しい声が乗った曲「春のセオリー」のセッションについてはまた時を改めて続編ブログを書きます。この三組でもう一度、風薫る5月の京都で奏でますのでぜひたくさんのご来場ください。




2016年5月28日(土)@ 京都 元・立誠小学校
“HARCOの春フェス 2016 in KYOTO”

LIVE:HARCO、空気公団、GOMES THE HITMAN
*アコースティックセットでの演奏を予定
Guest:ヨーロッパ企画
OPNE13:30 START14:00
前売4,000円 当日4,500円 全自由(税込)
※未就学児童:入場無料
子供料金:小学生前売 2,000円

【チケット購入方法】
チケットぴあ/ローソンチケット/イープラス

お問い合わせ
京都公演:GREENS 06-6882-1224

Posted by monolog at 09:46│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
HARCOの春フェス、京都公演に行きます!
GOMESの演奏を見られるのは14年ぶりになります。
2016年にまたこうしてGOMESとしての山田さんに会えることが本当に嬉しくて、京都公演の日を指折り数えております。2000年に初めてGOMESを聞いて衝撃を受けた大学生だった私に、アラフォーになってもGOMESのライブを見られる機会が来るんだよ!と教えてあげたいです。
2/20に書き込んだのですが、東京公演と曲目を変えることはできないかも知れないのですが、あの頃結局生では聞けなかった、大好きな「7th avenue」か「carolina」のどちらかを演奏していただけると嬉しいです…!
よろしくお願いいたします。

でももしも今回それが無理でも、またGOMESのワンマンの機会があるならその時は遠征してでも会いに行きますね!
Posted by 510 at 2016年04月26日 18:07