2016年06月01日

ステイ・ザ・村田 〜村田和人トリビュート・ライブ(2016年5月31日 @ 吉祥寺スターパインズカフェ)



昨日のこと。2月に亡くなった村田和人さん、彼の音楽をずっと支えた村田バンドによるトリビュートライブがスターパインズカフェで行なわれる日。村田さんの人柄を象徴するような、たくさんの素晴らしいミュージシャンが集まって村田さんの歌に息を吹き込む感動的な夜だった。オールスタンディングでパンパンの会場。杉真理さん、斎藤誠さんというGOMES THE HITMANがお世話になったお二人をはじめ、伊藤銀次さん、杉山清貴さん、スターダスト・レビュー根本要さん、斉藤哲夫さん、センチメタルシティロマンスの中野督夫さんと細井豊さん、佐橋佳幸さんをはじめたくさんの諸先輩たち、そして村田さんの一人息子彼方くん、トーベンさんや山本圭右さんら村田バンドの面々。歓声と笑顔がはじけるステージ。村田さんの声と同期して演奏された「ビートルズを聴いてはいけません」も素晴らしかった。

何日か前に村田バンドの湯川トーベンさんから「アンコールで『一本の音楽』をみんなでやるから山田くんも遊びにくるなら一緒に歌ってよ」とメールが来たのがとても嬉しくて、ステージの端っこから錚々たる皆さんの演奏を近くで見られることを楽しみにしていたのだけど、ふたを開けてみると真ん中のマイクでメインボーカルをとるのは僕、ということになっていて(もちろん辞退することはできなくて)開演直前の一度きりのリハーサルでガチガチに緊張して歌う僕を見ていたずらっ子のように笑うトーベンさん、きっと村田さんも「ぜーんぜん大丈夫ー!」と笑いながら見下ろしていたかもしれません。本番はその「一本の音楽」で大団円、声のかたまりが聞こえました。メインボーカルはステージと会場を埋め尽くした村田さんを愛した全員だったはずです。誠さんとも久しぶりに会えて、杉さんと3人で写真を撮りましたがそこには村田さんもこっそり映りこんでいる気がしました。村田さんの数々の歌を手がけた作詞家の安藤芳彦さんともついにお会いできた。村田さんが旅立って3ヶ月経ちましたが新しい出会いと再会がいくつもあります。

村田さんが作った懐の深い空間、ずっと忘れられない夜になります。ありがとうございました。


Posted by monolog at 11:56│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
お三人の画像、ブログにも貼っていただきありがとうございます。
村田さんは、きっと背景の光の中!
杉さん&彼方くんとのショットの時、ニット帽だったのが夏用?の帽子になっていて
季節の移り変わりを感じます。
ラジオで聴いた感じから、いたずらっ子のように笑うトーベンさん、何となくわかります。
皆さん、まさしく懐の深い方たちなのでしょう。そこに山田さんも入っているのですね。
杉さん、とても若々しくなったような(^^;)。
それぞれまだまだこれから!という勇気も、頂けた気がしました。
Posted by motokoishita at 2016年06月02日 05:03
山田さんお疲れ様でした!緊張されているのこちらにも分かりました(笑)
あのメンバーですものね、仕方ないです。
BRAND NEW DAY をやられるのかと思いましたが「一本の音楽」最高でした!!
村田さん喜んで見ていたと思います。
山田さんがスタパの300人スタンディングお客様が大変じゃないのかとご心配されてましたが「ぜーんぜん大丈夫ー!」最高の時間をありがとうございました。
Posted by 増井 祐伊 at 2016年06月02日 13:04
重鎮がステージを埋め尽くす中、山田さんが真ん中に立たれ思わず「山田さーん!」と連呼してしまいました💦タリタリラ〜と始まった、あっ一本の音楽🎶山田さんが出て来られただけでもさわやかなのに、あの一本の音楽 は、ステージを塗りかえ爽やかで勇ましいほどでした!少し遠慮がちでいて、颯爽と振り付けいりで🖕🏻大先輩の皆さんも、私たちも、ひとつとなって、大合唱が、こだまして響いてました!
その中央でラストまで歌いきられた山田さんの一本の音楽は、今まで誰も聴いたことのない清々しいものでした。
お若い世代に、村田さんの楽曲を歌い継いでいってほしいという、山田さんの周りの大先輩の方々と、目前にいる、観客の願いが一本の音楽となって吹きぬけたようでした。
その、祈りの杭が打たれたという演出は、さすがのご重鎮!村田さんも、頼んだぞ!と深く打ち込まれたと思います!素晴らしい時を同じくできて感謝です、山田さんありがとうございました。どピーカンを楽しみにしています。
Posted by Aiko Masui at 2016年06月03日 01:19