2016年06月03日

山田稔明『pale/みずいろの時代』に寄せて|text : b-flower 八野英史

先日京都でお会いしたb-flowerの八野英史さんに『pale/みずいろの時代』のための寄稿文を書いていただいた。寄稿文全文はこれから制作する『pale/みずいろの時代』フライヤー等に掲載される予定です。ブログにはダイジェスト版を掲載します。20余年前に聴いていたアーティストとこんなふうに繋がることができるなんてとても不思議だし世の中そんな悪いことばかりじゃないなあという気分で過ごしたこの1ヶ月でした。

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<『pale/みずいろの時代』に寄せて>

「あのね、b-flower好きな人たちはね、山田稔明くんのソロを聴くと幸せになれると思うの」

ある日ツイッターで、とあるフォロワーの方がつぶやく。
そしてその数日後、僕の手元には既に『新しい青の時代』と『the loved one』のCDが。
このようにして僕は山田稔明さんの音楽と出会いました。この文章を書いている、ほんの1ヶ月前のこと。

それまでにも何度か山田さんの曲をさらりと耳にする機会があり、いい音楽だなという印象を持っていたのだけど、改めてじっくり聴くとその才能の確かさに驚かずにはいられませんでした。同じように自身で詞曲を作り歌う者として、嫉妬を通り越して憧れに近い感覚。と同時に(山田さんのファンの方に怒られちゃうかも知れないけど)どこか深いところで僕の音楽とあい通じ合う匂いのようなものがあるようにも感じました。なんか「わかりあえる」感覚が。「心を揺さぶられる」感覚が。それってなんだろう、何がそう思わせるんだろう、というこの1ヶ月でした。

そしてこの最新アルバム『pale/みずいろの時代』を聴いて、少しだけその秘密が解き明かされたような。この新作には19歳〜青春期の山田稔明が書き散らした(という)楽曲を、現在の山田稔明が今の時代に鳴らすべく仕上げた作品が多く含まれているとのこと。彼は、かつては形にすることができなかった<みずいろの時代>の楽曲を、こうしてその本質を変えることなく新曲として僕らの前に提示することができる音楽家としての能力を手に入れた。やってみりゃわかるが、これは実は並大抵のことではない。

すごいね、山田さん。知り合えて良かったです。一度ゆっくり話さなきゃね。

b-flower 八野英史(『pale/みずいろの時代』フライヤーコメントより抜粋)






Posted by monolog at 09:23│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
「やってみりゃわかるが、これは実は並大抵のことではない。」やはりそうですよね。そう思います。「すごいね、山田さん。知り合えて良かったです。一度ゆっくり話さなきゃね。」同じ音楽家同士、知り合って間もなくすぐにこれが言える八野さん、すごく率直な方だなぁと。「僕は僕の子供達を戦争へは行かせない」を聴いて、いろいろな事を考えました。今まで何度も戦争のことを考える機会があって、戦争は嫌だと思ってきました。(嫌という言葉を使うことは滅多にありません。)無論、子供がいたら行くなと言うと思います。 一方で昨日気になったのは、北海道で行方不明になっていた7歳の子が6日ぶりに「自衛隊の演習場」で無事保護されたこと。うれしかった! 少年は、6日間、水だけで過ごし、おにぎりとお茶を差し出すと、立ったまま急いで食べたとのこと。たくましいなぁ! 私は、ヴォルテール的世界観に魅かれます。世の中には様々な考えや見方があって、優柔不断な私は迷ってばかり。そんな時も、山田さんの曲の、安心感(音も含めて)や地道な生活感?に心癒されるのです。
Posted by motokoishita at 2016年06月04日 03:37