




大阪2日目は朝早くからのラジオ出演。車を借りて、カーラジオで出演するFM大阪を聴きながらなんばHatchへ。生放送「hug+(ハグタス)」に初めまして。事前に取材を受けてお気に入りのお菓子を用意、僕が差し入れしたのは「若鮎」でした。京都大極殿本舗の若鮎は初めて食べたけど今まで食べたなかでも一番の若鮎でした。パーソナリティの大塚由美さんはアルバムを聴きこんでくれていてとても楽しく話ができた。猫の話も小説の話も全部入りで、言い足りないことのない、いわゆる“完璧なラジオ”になりました。「スミス」と「calendar song」をオンエア、初めて自分で歌うために書いた曲と最新曲を並べてかけられるのが今回の醍醐味。
南森町に移動してFM802で、番組収録。生演奏を2曲録るのでしばし声出しリハーサル。番組は「FLipLiPS」、パーソナリティの内田絢子さんはなんと15年前のGOMES THE HITMAN『in arpeggio』『down the river to the sea』が青春のレコードだったとのこと。音楽の話に花が咲き、なんと珍しく猫のことがまったく話題にのぼらないレアなトークになりました。生演奏はレアなカバーと『pale』楽曲(本日お昼すぎのオンエアでお楽しみください)、オンエア以外のところで内田さんのために僕は「僕はネオアコで人生を語る」を歌ってみせたりしました(「ネオアコ」と「calendar song」の繋がりに感動しきり)。「FLiPLiPS」のあとは土井コマキさんの「Midnight Garage」のコメント録り。放送は「FLiPLiPS」が本日12日の13時台、「Midnight Garage」が来週火曜19日24時です。
本日!FM802「FLiPLiPS」13時台ゲスト出演

長い一日、一息ついて枚方市へ移動。果たして、辿り着いたT-SITEはキラキラ輝く知の宝箱のような建物でした。これまで代官山蔦屋、湘南T-SITEでもライブをやらせてもあったことがありましたが、今年5月にできたばかりの枚方T-SITEの素敵な空間で歌を歌う機会が持ててとても嬉しかった。このお店の音楽フロアを統括する北村さんとは2005年『ripple』のころからの付き合い、今回の最新作でまたお世話になれたのは感慨深い。



リハーサルでThe Smithsの「ASK」を歌っていたらT-SITE北村さんがニヤッとして「山田くんの声のスミスもええなあ」と言ったので本番でも。早速北村さんはThe SmithsのCDをレンタルの棚から持ってきて物販横に並べていた。こういうお店でライブをすると横の糸が繋がっていく感じが良い。「my favorite things」で歌われている「ジョン・キューザック」の映画は『ハイ・フィデリティ』、ゾンビ物なら『THE WALKING DEAD』シリーズかロメロ監督のものを、と皆さんの週末へアドバイスを。Eテレで僕のことを知って駆けつけてくれた方もいて「第2の人生」を歌うと身体が揺れていた。1時間弱の短いステージでしたがとても充実したものになりました。ご来場いただいた皆さんありがとうございました。
翌日お世話になる加古川チャッツワース岸本さんとPAサナダさんがが観にきてくれて(その前日の雲州堂には札幌レストランのやの川端親子が駆けつけて僕を驚かせてくれた)一緒に小一時間T-SITE散策をした後に一緒にみんなで打ち上げ。関西の草の根音楽シーンは力強いなあと思いました。岸本さんに神戸まで送ってもらってこの日は終了。疲れて、泥のように眠る…。