2016年07月13日

夜の科学 in 加古川ーpale blue days(2016年7月9日 @ 加古川 チャッツワース)【ライブ後記】



関西旅3日目の朝は神戸で目覚めた。窓の外は雨。久しぶりにゆっくり朝を過ごせた。僕の一日はラジオが時計の役割を果たすので、東京から離れた街でもホテルの朝や移動中等はいつもradikoプレミアムでいつも聞いている番組を聴く(たまに地元ならではのプログラムにチャンネルをあわせることもあるけれど)この日も旅という非日常と日々のルーティンをかき混ぜていたら、雨があがった。神戸、三宮駅のミントへ出かけてここ数年ずっと力強いディスプレイで山田稔明作品を応援してくれているタワーレコード神戸へ挨拶。前任者の方が遺した『the loved one』のポップもまだ飾られていた。念が強くて捨てられないのだろうな。せっかくレコードショップに来たので岸本さんとPAサナダさんにプレゼントするレコードをチョイス。

そして晴れ間さえ見えるようになった空と海を眺めながら加古川へ。2008年以来何度通ったか、この線路よ。チャッツワースで賄いご飯をいただく。美味しくてホッと安堵の溜息が出るこの感覚は里帰りに近い。今回はライブ開場前に「pale blue cafe」と銘打って、僕が選曲したBGMや映像などが流れる空間を企画。僕は階上でリハーサルをしていたので目撃できなかったが、予想外の賑わいでスタッフみんなてんてこまいだったそう。ファン同士の交流もさかんに行なわれたそうで、チャッツワースならではの展開だなあと感じました。満員御礼の会場、岸本さんの挨拶に導かれて開演。

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この日の個人的テーマは『pale/みずいろの時代』の全曲演奏。「pale blue」から「セレナーデ」まで曲順どおりに5曲を続けた。「Qui La Laの夏物語」から夏つながりで「スティーブン・ダフィ的スクラップブック」。スティーブン・ダフィはTHE LILAC TIMEのボーカリスト、The Smithsと並んで僕の青春期に大きな影響を与えた音楽家。同じく青春時代のBGMとしてフィッシュマンズの「気分」をカバー。これは前日のFM802生演奏のために準備した曲だったのだけどすごく今の気分に似合う歌だったので「幸せの風が吹くさ」と合わせて披露。そしてカバーをもう一曲、村田和人さんの「BRAND NEW DAY/BRAND NEW SONG」。今回の関西3デイズ、村田さんファンがたくさん駆けつけてくれたことがとても嬉しかった。「音楽のバトン」ということを感じました。

この日はとにかく音響が素晴らしかった。前回のライブに続いてPAはサナダさんが手腕を振るってくれた。山登りが好きなチャッツワース岸本ファミリーに捧げて「やまびこの詩」、「my favorite things」も「太陽と満月」も楽しく盛り上がって、勢い余ってMONOLOG vol.17収録のアウトテイク「LOVER LOVER」まで。「calendar song」もみんなの笑顔と掛け声が印象的でした。アンコールで「my valentine」を歌って『pale/みずいろの時代』コンプリート。楽しいライブを終わらせたくなくて、最後まで名残惜しく歌を歌った。今まで一番のチャッツワースライブになったのではないかな、と思いました。終演後もたくさんの握手とサインとおしゃべり。また来ます。ありがとう加古川。いつもホスピタリティ溢れる空間を作って待っていてくれるチャッツワースと岸本ファミリーに感謝を。







Posted by monolog at 09:15│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
radikoプレミアムで日々のルーティンキープ、そういう使い方もあったのですね!。
加古川、空と海を眺めながら線路で行けるのですか、素敵です…。
ファン同士の交流が盛んだったり(これはチャッツワースさんだからかも
しれませんが)、すぐに「音楽のバトン」が渡されたり(これは村田さんの
ファンの方々だからかもしれませんが)、関西のみなさんの気質?いいですねー(^.^)b。
素晴らしかった音響!、聴きたかったです(T_T)。
Posted by motokoishita at 2016年07月14日 04:28