2016年08月10日

TRAVELER'S SUMMER FESTIVAL 2016 - 夏はみずいろ(2016年8月7日 @ 中目黒トラベラーズファクトリー)【ライブ後記】



先週末、長野から戻って翌日は中目黒トラベラーズファクトリーで午後2公演とちょっとタフなスケジュールが続く。こんなに晴れなくても…というほどの太陽、やっぱり暑さというのは体力を奪う敵だ。午前中に高橋徹也さん、佐々木真里さんと合流して会場入り、暑い長い一日。アアルトコーヒー庄野さんが淹れてくれたアイスコーヒーが身体に染みる。第一部開場時間ぎりぎりまで3人で練習、5年目のトラベラーズファクトリー夏祭りも満員御礼となりました。今年もかわいいノートが完成、全員にプレゼントされました。名づけて“pale ノート”。

真里さんのキーボードとふたりでの演奏は昨年末ぶり。『pale/みずいろの時代』の楽曲を中心にステージが進む。「セレナーデ」は“小夜曲(さよきょく)=夜に恋人を想う歌”、そこから「月あかりのナイトスイミング」という“夜”繋がりの流れが気持ちよく、自分でも「わあ」と思うほど透き通った歌が歌えた。ライブもアルバム同様にくぐもった青白い感じからだんだん雲が晴れていくような流れに。そしてゲストである高橋徹也さん(タカテツさん)を呼びこむ。僕は以前セッションしたことのあった「星空ギター」をやろうよと提案したのだけどタカテツさんは「もっとぎゅうっと」という曲はどうかな?と推す。この曲は彼の作品のなかでも少し特異な、可愛らしさが漂う曲。

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本当は第一部では「もっとぎゅうと」、第二部で「真夜中のドライブイン」とメニューを変えたセッションを予定していたのだけど、「もっとぎゅうっと」を演奏し終わったときに「今日初めて高橋徹也を目撃した人が『なんか可愛らしい歌をうたう人』と誤解したらいけないよね」と急遽「真夜中のドライブイン」も演奏することにした(「真夜中の…」はそれでも彼の歌のなかでは爽やかな歌だが)。僕は「不穏=穏やかにあらず」という形容詞でタカテツさんのことを評し、それはこの日のキーワードとなりました。「僕たちの旅ー自己嫌悪'97」、そして「幸せの風が吹くさ」のセッションもとても盛り上がった。

この日は内緒にしていた新曲の発表を。去年のトラベラーズ夏祭りの打ち上げ、お酒の席で「山田さん、トラベラーズノートの歌も書いてくださいよ」とお願いされていたのだけど記念すべき5回目のこの日に間に合わせなければ、とトライした。リハーサルでも歌わなかった、「ぼくのノート」と仮のタイトルをつけた歌を聴いてTEAMトラベラーズのみんなが本当に嬉しそうな顔をしてくれてよかった。なかなかの自信作になりました。トラベラーズノートと出会わなかったらできなかった歌です。

第二部ではタカテツさんがいきなりCD発売お祝いとしてThe Smithsの『Queen is Dead』のアナログ盤をステージ上で僕にプレゼントしてくれた。The Smithsの中で一番好きなアルバム、とても嬉しかった。第一部はフレッシュで、第二部はグルーヴィー、どちらも良い演奏でした。第二部は最後に予定になかった「hanalee」を。真里さん、タカテツさん、アアルトコーヒー庄野さんにTEAMトラベラーズの皆さん、美味しいお菓子を提供してくれたもりかげ商店さん、陣中見舞いに来てくれたダンラナチュールなっちゃん、そして1名のキャンセルもなく集まってくれたお客さん全員に感謝。夏の思い出に残る一日になりました。

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Posted by monolog at 08:16│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
「ぼくのノート」は「トラベラーズノートの歌」だったのですね!。
素敵な曲のようですが、いよいよどんな曲なのかわからない…。
本当に知るには、トラベラーズファクトリーでのライブへ行くしかなさそうに思えます。
第一部はフレッシュで、第二部はグルーヴィー。 そんな違いがあったなんて、想像がつきませんでした(@_@)。
タカテツさんのボーダーにジーンズ、初めて見ました。 山田さんのメガネ姿を見た時と同じような軽い衝撃(良い意味で!)を受けました(^^;)。
Posted by motokoishita at 2016年08月11日 08:53