



先週の東北旅を振り返ります。宮城県富谷町のNAKAO CAFEは雑貨屋さんに併設するかなり大きなカフェ。ここで今年1月末以来2度目の近藤研二さんとのデュオ編成のライブが実現。前回は東京で雪が降り、東北道が通行止め、スタッドレスタイヤをレンタルして常磐自動車道で仙台を目指すというスリリングな行程だったのだけど、今回はスムーズ。しかしどうにも空が晴れない。もう何日太陽を見ていないだろうか。近藤さんとの旅なのでいつも交わしているような世間話であっという間に時間が過ぎて岐路も短く感じました。到着したNAKAO CAFE、スタッフの皆さんのあたたかい出迎えが嬉しい。キャンドルが揺れる素敵な空間ができあがりました。


9月の夜を歌う「harvest moon」で始まったライブ、『pale/みずいろの時代』楽曲群を静かに、しかし熱っぽく奏でる。近藤さんのギターと歌う「モノクローム」はやっぱり特別な雰囲気。僕が自分で歌うために19歳のときに初めて書いた歌は「スミス」だが、近藤さんは小5のときの「サウジアラビア」という曲らしい。いつか聴いてみたいものだ。猫をテーマにしたコーナーは僕と近藤さんの真骨頂。「猫町オーケストラ」、そして子守唄をふたつ。ポチとマルオが聞いていたかもしれません。
近藤さんのソロコーナーではしっとりと美しいギター、そして歌声も披露。僕自身も楽しんで過ごす時間。Eテレ「0655」「2355」のファンの方も多く、客席が揺れていました。再びステージで合流して歌うのは「第2の人生」、僕の今年の代表曲とも言えるでしょう。そして新曲「吉祥寺ラプソディー」「saturday song」、これまでソロ弾き語りだった曲にもうひとつ音が加わってワクワクしました。後半はテンポのある曲が続き手拍子が起こったり笑顔がこぼれたり。「光の葡萄」では会場のそこかしこに揺れるキャンドルが演出の手伝いをしてくれました。「calendar song」は無条件に楽しい歌。この曲も今年の僕の代表作。


アンコールではお客さんからの要望もあり写真撮影タイムを。近藤さん作曲の「toi toi toi」そして「ハミングバード」で大団円。2時間半たっぷり充実した夜になりました。終演後はたくさんの握手とサインの列。NAKAO CAFE、またここに帰ってきたいなあと思う場所です。カメヤマキャンドルさん、駆けつけてくれたDate fm前沢さんとパーソナリティの阿部さん、そしてNAKAO CAFEのたくさんのスタッフの皆さん、遠くから近くから観にきてくれたお客さんに心より感謝を。

