2016年11月29日

基山 大興善寺で幸福の猫に会う|故郷は遠く近く



昨日のこと、基山の実家で目覚める(打ち上げでしこたま飲んだ後だったのに母親がEテレ0655を爆音でスイッチオンして起こされた)。東京へ戻るだけの日だが、せっかくなので地元の大興善寺へ。つつじ寺という呼称で知られる由緒ある寺、最近は恋人の聖地として有名で(契山という地名に由来するのでしょう)、紅葉シーズンになるとライトアップされて観光名所になっている。小さな頃から当たり前のようにそばにあった場所は道が整備されたり管理されたりして変わった部分もあるけども、なにひとつ変わらない気もする。「home sweet home」という曲のなかに書いた「やがてなにもかも変わってしまっても/何ひとつ変わらない気もするなあ」とはこんな感情だ。

昔から馴染みの神原住職がいらっしゃって挨拶をして、自分の著作をふたつ差し上げたら「うちにも人気猫がおるとですよ」と幸福の猫モモちゃんのことを伺った。「遭遇すること難し」とのことだったのだけど、少し階段を登ったら、いた!ふさふさの身体、人懐っこい。モモちゃんに出会えて運気が上昇した気がしました。赤と黄色の紅葉は息を飲むように美しく目に染みて、柿の木にたわわにさがる実など、とにかく暖色の景色に心が和みました。「故郷基山のことが好きですか?」と基山フューチャーセンターラボの鷲尾さんに突然尋ねられて「んんん…」と答えに窮してしまったのだけど、やっぱり育ったこの町は自分にとって特別な場所だなあと感じました。いつものように丸幸ラーメンを食べてバスに乗り帰路へ。

羽田から吉祥寺までのバス、渋滞が酷くてうんざりして溜息ばかりだったけれど、途中で東京タワーが見えて「ああ、帰ってきた」と思う自分もいる。家には可愛い猫が待っている。地方出身者って実は“帰るべき場所”がいくつもあってとても恵まれているのではないか?と最近思うようになった。今週末の兵庫・加古川を僕はいくつかあるうちの第二の故郷と都合よく呼ぶが、いろんな人に甘えて、お世話になって、音楽でお返しをして、繰り返す毎日を少しずつ歩いていけたなら、と思うのだ。『HOME』というものを改めて考えた、週末の旅でした。

明けて忙しい日常の再開。束になったto do リスト、書かなければならない原稿、歌詞、返事をしなければならないメール。今日中に(note to self)。

Posted by monolog at 10:30│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/monolog/52173421