2016年12月17日

『キネマと恋人』再訪



昨日のこと。思い立ってビューっと名古屋へ。ケラリーノ・サンドロヴィッチ台本演出の舞台『キネマと恋人』(出演:妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえ 他)をもう一回観てきた。先月三軒茶屋のシアタートラムでこの劇を観て、なんというか自分のなかで演劇革命みたいなことが起きて(四国でうどんを食べて起こる“うどん革命”、あんざい果樹園での“りんご革命”などに近いかもしれない)、ああこんなに楽しくて難しくなくてぽつんと放り出されない演劇があるのかと感動した。同じ曲が演奏されるのに何度でも通う音楽コンサートのように、この『キネマと恋人』もまた観たいと思ったのだ。

小さなシアタートラムに比べると名古屋市芸術創造センターは天井も高く広いのでまた違った空気感があった。次にどんな台詞が来るかを知っているのにワクワクするのは、「この曲には2番のあとに2拍のブレイクがあるんだよな」と心が高鳴って待ち構えるのと同様の感覚だった。観にきてよかった。来なかったら後悔していた。1回目より2回目のほうがより幸せな3時間だった。架空の方言で語られるのだけど、僕はかなりその方言をマスターしつつある。今年は小沢健二のコンサートを観て、そのときも「もう一回観たい」と思って奔走してチケットを手に入れることが叶った(1回目よりも2回目のほうが断然よかった)。直感に従うと良いことが待っている。みんなも後先考えずいろんなコンサートやワークショップや映画や舞台に何回でも出かけてみたらいい。自分から沸き立ったその衝動はあなたを裏切らない(迷わず行けよ、行けばわかるさ)。明日の鎌倉ディモンシュなんかもうってつけだと思います。

せっかく名古屋まで来たのでいつも立ち寄る金山のサウンドベイというレコード屋に行ったのだけど、こんなに混雑している中古レコード屋は他にはないのではないかというくらい熱気むんむんだった。200円引きセールだけのせいではないだろう。名古屋はなんだか音楽熱高めな印象がある。もう一軒、名古屋旅には外せないON READINGという本屋さんに(早川義夫『生きがいは愛し合うことだけ』を購入)。猫本の棚に入れてもらっていた写真絵本『ひなたのねこ』にサインと猫の絵を描き込みましたので名古屋の皆さまぜひON READINGでご購入ください。

サウンドベイで買ったニール・ヤングの『ハーヴェスト・ムーン』をBGMにして、冬晴れの道を東京まで。とにかく富士山が美しい土曜日でした。

Posted by monolog at 20:54│Comments(0)TrackBack(0)

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