2017年01月08日

有頂天 LIVE NIETZSCHE’S POP|六本木の夜景とカフカとニーチェ



昨日のこと、夜になって出かけてビルボードライブ東京で有頂天のライブを観た。昨年末に出た2枚組のアルバム『カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ』がとても良くて、そのディスク1とディスク2を分けた1stセットと2ndセットのどちらに行くか悩んだのだけど、個人的に好きな歌の多かった“ニーチェ”サイドの夜遅い部を選んだ。全員揃いの衣装、髪の毛を立てたKERAさんがステージに現れたときはやはり「わああ」とテンションが上った。KERAさんの姿はTHE CUREのロバスミを彷彿とさせるレジェンド感があったけど、演奏が始まるとドタバタと荒々しくやんちゃで尖っていて、ニューウェーブというのは良い意味で成熟しないジャンルなのだなと思った。昔は苦手だったTALKING HEADSの音楽が歳を取るにつれてどんどん耳に馴染んで楽しめるようになった僕には2017年に有頂天がステージで鳴らす歌が極めてポップに響きました。

有頂天を初めて聴いたのは小学生の終わりの頃だ。死ね死ね団というバンドと同じカセットに入れて聴いていた。「インディーズ」といういうものを初めて認識(その正誤はどうあれ)した時であり、「東京」ではこういうのが流行っていると遠い彼の地に憧れ始めるタイミングだったかもしれない。昨晩は最後の曲でステージ後方の幕が開いて六本木の夜景やスケートリンクを背景に有頂天を聴いた。こんな夜が30年後に待っているなんて小学生だったトシアキ少年は夢にも思わなかっただろう。



Posted by monolog at 12:01│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/monolog/52176762