2017年02月05日

三重県探訪 ー in god's country(2017年1月29日 @ 三重県津市 喫茶tayu-tau “薪ストーブと猫のいるライブ”)【ライブ後記】



“神の国”巡礼の旅、2日目は伊勢の宿で目が覚めた。気持ちいいほどの快晴。ライブ会場となるtayu-tauに入るまでの時間でどこまで回れるかを考えると、やはり伊勢神宮はライブ翌日の最後の日にして、この日はまず夫婦岩へ。駐車場のおじさんが「おや、はるばる東京から来たんか!」と声をかけてくれていろいろガイドしてくれる。夫婦岩で身を清めて、伊勢神宮を外宮、内宮と参るのが正しいと教えてくれた。そして、海の方を指差して「天気の良い日はあっちの方向に富士山が見えるよ」と。全然脳内コンパスが効かなくて不思議な感じ。初めて見る夫婦岩、ものすごくありがたい感じだ。過去から連綿と続く信仰の対象というのはそれだけでパワーを帯びるのだな。気付けば2時間以上この場所にいた。いろんな神様にお願い。いいことがあるように。

P1050517

勢田川沿いの河崎エリアへ。ここには猫がいる古本屋があると友だちに薦められた。ぽらんという本屋で小一時間。みおさん宅で会った月くんとのシンクロニシティ、月面着陸記念レコードを見つけて購入。行ってみたかったモナリザにも立ち寄れた。伊勢うどんも美味しかったな。そこから約1時間かけて津市のtayu-tauへ。晴れていた空が曇って雨粒も落ちてきた。Google Mapで見るとtayu-tauは駅の真ん前にあったのでもっと商店街っぽい街並みを想像していたのだけど、実際は全然違った。2001年に僕は『饒舌スタッカート』のキャンペーンで津市を訪れたけれど、その時のイメージともまったく異なる風景だ。tayu-tauに一歩足を踏み入れただけで、いいライブになる予感がした。まだ作りかけで完成には程遠い、と店主飯島さんは言うけれど、とにかくうっとりするほど素敵なお店だった。ここでも薪ストーブが暖かい炎をパチパチいわせている。

リハーサルを終えた頃にご近所の猫を取材に行っていたはしもとみおさんが画材のセットとスケッチブックを抱えてtayu-tauに到着。今度はtayu-tauの2階に住む2匹の猫たちを描くというので僕も階上へ。のんちゃんとうーちゃん、可愛い猫。みおさんは早速パレットを開いてスケッチ開始。その素早さに感動。あっという間に2匹のいきいきとした姿を紙の上に描きつけた。まるで魔法のよう。開場したお店では開演を待つお客さんがみおさんの展示に見入っていました。満員御礼、初めての場所でたくさんのお客さんの前で歌える幸せよ。



ライブはまず自己紹介的な“猫の出てこない歌たち”でスタート。今回の旅のテーマは巡礼なので『pilgrim』から「blue moon skyline」がよく似合う。「hanalee」は夫婦岩を見た後だったこともあってまた違った風景を想いました。GTH時代に一度も歌いにこれなかったので「手と手、影と影」で罪ほろぼし。みおさんの月くんに捧げて「月あかりのナイトスイミング」、「太陽と満月」も月つながり。前半最後はギタレレに持ち替えて、近藤研二さんの「眠れねこねこ」を様々な祈りと願いを込めて。

みおさんを呼び込んでトークの時間。みおさんが話し始めると雰囲気がふわっと弛緩するから面白い。ポチの話、月くんの話、もっといろいろ話したいこともあったけれど、また何度でもこういう機会が持てたらいいなあと思う。この日のステージはみおさんの彫刻作品たちに囲まれての演奏で、なかなか得難い経験でした。「この子たちを作ったときはだいたい山田さんのCDかけてたから、そのうち一緒に歌いだしますよ」とみおさん。

P1050531

P1050559

P1050573


後半のライブは「ポチの子守唄」からスタート。以降、演奏した曲はすべて猫の登場する曲だった。「猫町オーケストラ」を聴いた猫の保護活動をしているというお客さんが「染みました」と感動して話しかけてくれたのは嬉しかった。「日向の猫」ではお客さんみなさんの声を一緒に彫刻の猫たちの可愛い声も聞こえてくるような気がしました。「小さな巣をつくるように暮らすこと」は昨年末巣巣でライブで歌うために作った新しい歌。僕とみおさんが知り合うきっかけになったのも巣巣、そして春にまたみおさんの展示とワークショップが巣巣で行われるからこの日のセットにいれたが、「めっちゃ良い曲」と褒めてもらえて嬉しかった。

アンコールで「第2の人生」を歌ったら子どもたちが色めきだって、シンプルな歌の力を感じた。今年でインディー盤のリリースから20年となる「tsubomi」は山間部に雪が残る三重の風景にうってつけだった。「calendar song」のハンドクラップとコールアンドレスポンスも子どもたちが先導してくれて、盛り上がり大団円となりました。終わるのが寂しいようなライブ、またすぐに戻ってきたいと思う場所ができました。

P1050544

P1050579

遠くから近くからのご来場ありがとうございました。tayu-tauの真ん前にある駅は一時間に一本というダイヤの運行だそうで、お帰りの際に息を切らして駆けた人もいるかもしれませんが、たくさんの方とのサインと握手、おしゃべりが楽しかったです。みおさんは月くんの待つ自宅へ急いで帰られましたが、またすぐに会えますね。この日僕はtayu-tau飯島さん宅にお世話になり、美味しいご飯と寝床を提供していただいた。懐っこい猫のんちゃんが定期的に僕の枕元に偵察に来るのがくすぐったくも心地よかったです。長くて楽しい、充実した一日でした。(つづく)

P1050591


Posted by monolog at 00:33│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/monolog/52179036