2017年02月18日

高野寛+コトリンゴ「悲しくてやりきれない」に耳を澄ます夜



昨日のこと、夜まで仕事をしてから吉祥寺キチムまで高野寛さんのトークイベント「夢の中で会えるでしょう」を観にいった。2015年末の第一回目、緒川たまきさんの回以来、ことごとくタイミングが合わなかったこのシリーズだったのが、昨日はうまくスケジュールが空いた。第六回目のゲストはコトリンゴさん。彼女が劇中音楽を手がけた映画『この世界の片隅に』の大成功も相まって会場は大盛況で立ち見も出るほどで、客席がひとつの大きな耳になって彼女の澄んだ鈴の音の声を聞いているような感じだった。

映画『この世界の片隅に』は僕が昨年観た映画のなかでもダントツだったので、その裏話を含めて興味深く聞いた。テレビではほとんど喧伝されることのない作品が口コミやSNSの力でこれだけ大きな成功と実績を収めているのはすごいことで、それこそ“映画の魔法”にわれわれが魅せられたのだな、と再確認する。『この世界の片隅に』にコトリンゴ「悲しくてやりきれない」が使用されたのは彼女のカバーアルバムに入っている同曲を片渕須直監督が聴いたことに端を発するそうで、実はそのバージョンでは高野寛さんがエレキギターを弾いていた、という因縁が語られた。劇中では楽器編成の違うアレンジで挿入されているが、その高野さんエレキ入りバージョンは海外向けの予告編トレイラー等で聴くことができる。

笑顔の絶えないトークイベントを締めくくったのは高野さんとコトリさんの共演による「悲しくてやりきれない」。僕はそれを聴いて心が震えた。この世界の、この日本の、この東京の片隅に100人少しの人が膝を寄せ合ってこの言葉とメロディに耳を澄ましているのは素晴らしいことだと感動した。昨日の会場にいたすべての人がコトリンゴの魔法にかかったのではないだろうか。そして、高野さんとの来月の蔵前のライブが今から楽しみで。いつも高野さんと会うとぴりっと背筋が伸びる。



夜になってたけ兄が先月買ったGibson B-25の調整を終えて届けてくれた。今日のライブで弾いてみようと思う。本日15時半頃から千代田区役所1階「ちよだ猫まつり」特設ステージで近藤研二さんとデュオ編成での観覧無料チャリティーライブ、ぜひたくさんのご来場をお待ちしております。

Posted by monolog at 10:38│Comments(0)TrackBack(0)

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