2017年03月09日

「ひそやかな魔法」から6年

2011年の東日本大震災からもうすぐ6年になるが、僕の「ひそやかな魔法」という曲がiTunesはじめとする音楽配信サイトでリリースされたのが6年前の今日だ。これはささやかな映画のエンディングテーマだったのが、震災の影響で映画公開が短期間で終了してしまいプロモーションも尻すぼみになった不遇な1曲で、いろんな意味で忘れられない歌になった。もともとは「星降る街」を映画で使用したいという提案があったのだけど、紆余曲折あって書き下ろすことになって、個人的には「星降る街 part 2」を作るつもりで書いた。

この「ひそやかな魔法」はその後「あさってくらいの未来」へと昇華することになり、なかなかこの歌を演奏する機会は少ないのだけど、あらためて時が経って聴いてみると、心のこもった良い曲だなあと感じる。歌詞も丁寧に書けているし、この当時で一番いいサウンドプロダクションを経て完成しているなあ、と思いました。節電で真っ暗な東京の街とか、計画停電とか、いろんなことを思い出します。6周年記念で歌詞とともにここに。

iTunes store等で購入できます




ひそやかな魔法 / 山田稔明


あかり取りの窓から手を伸ばす
その先になにがあるのだろう
君は知らない 僕にも見えない
誰にもつかめない流れ星

青い鳥は僕らの目の前で
いつになれば歌を歌うんだろう
何も知らない子供のままで
笑っていられたら

そして僕らは合い言葉を決めて
最終電車で待ち合わせて
真っ暗闇を手のなるほうへ
ふたつの影が柔らかに溶けてゆく
星降る夜の ひそやかな魔法


朝がくれば夢が覚めることも
春になれば花が芽吹くのも
僕は知ってる 君にもわかってる
この愛すべき日々

やがて僕らはありふれた理由で
会いたいときに会えなくなって
物語巻き戻すように
思いのたけを ひとつずつ並べてく
神様、僕に 最後の魔法


そして僕らは合い言葉を決めて
指切りして鍵をかけて
そっと答えを確かめるように
曇る窓に 街の灯が溶けてゆく
星降る夜の ひそやかな魔法


toshiaki yamada 2011.03.09

Posted by monolog at 17:12│Comments(0)TrackBack(0)

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