2017年04月10日

桜の樹の下には|花森安治 to 死後くん



昨日のこと。砧公園に初めて足を踏み込んだ。ものすごいスケールの桜の木があって、雨が降っているのに人も多くて、ここまで“桃源郷”みたいな花を見たことは今までなかったかもしれないな、と思った。それこそ、この桜の下には何か得体の知れないものが埋まっているのではないか、と思うような桜だった。2月から始まっていたのに全然行くタイミングが見出だせず、いよいよ最終日になってしまった世田谷美術館での「花森安治の仕事ーデザインする手、編集長の眼」展に滑り込む。予想を越えたボリュームに圧倒された。

NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』をきっかけにして、花森安治について深く知りたいと思うようになって、様々な本やその仕事を後追いしてきたが、あふれるほどのアーカイブスを見ながら「わあ」「くー」と溜息や感嘆の声が何度も漏れた。前日に片桐はいりさんとお会いしたばかりだったので、『とと姉ちゃん』のなかではいりさんが演じた女学生時代の恩師「東堂チヨ」のために常子たちがその狭小な住まいを“リフォーム”するために作ったりんご箱の机の実物が飾られていて、瞬く間にはいりさんと高畑充希さんの映像に変換されて回顧された。観にきてよかった。

静かに刺激的な展示を見終えたその足で、経堂へ。ギャラリー芝生で開催中のイラストレーター死後くん個展『くさばのかげ』を見る。ちょうど死後くんが在廊していて、友だちにも偶然会えたりして嬉しかった。相変わらず死後くんの絵は、不穏で縁起悪くてナンセンスなのにいちいちチャーミングで、なんだか楽しくて良いのだ。思わず長居してしまいました。花森安治から死後くん、振れ幅が大きいのかどうなのか、とにかくたくさんインプットした一日でした。


チミママが姿を見せないままもうすぐ一週間くらい経つんだけど、お隣のノアちゃんママから「山田さんの留守中にチミママが紫陽花の庭を覗き込んでいましたよー」と連絡があり、昨日はお皿にご飯を置いて出かけた。帰ってきたら、ある程度食べて、より好みして少し残すチミママらしい痕跡もあり(チミママはどうやらフィリックスやわらかグルメがお気に入りみたいだ)雨上がりの今日くらいにいつものように現れてくれたら嬉しいな。

Posted by monolog at 09:46│Comments(0)TrackBack(0)

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