2017年08月10日

新作ライブ盤『DOCUMENT』渋谷パイドパイパーハウスとペットサウンズレコードで販売開始|高橋徹也氏による寄稿文を公開

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発売から1ヶ月を経てなお山田稔明ニューアルバム『DOCUMENT』にたくさんの感想やご好評をいただいています。現在基本的にはライブ会場物販とオフィシャル通販と限られた販路でお求めいただいているCDですが、タワーレコード渋谷 5階のパイドパイパーハウス、そして武蔵小山の名店ペットサウンズ・レコードでも販売していただくことになり店頭に並んでいます。ぜひレコードショップにお立ち寄りの際はお手にとっていただけたら。なお、いくつかの懇意にしている店舗でも『DOCUMENT』を取り扱っていただいていて、東京は等々力の巣巣、経堂ギャラリー芝生、一両日中には福島三春in-kyoと兵庫加古川のチャッツワースでの取扱も始まります。どうぞお近くの方はお立ち寄りください。

本日は2枚組ライブアルバムのうち弾き語りで構成されたDISC1 “solo acoustic” のオープニングトラックである「blue moon skyline」を公開します。さらには、友人であり、尊敬するシンガーソングライター高橋徹也さんから『DOCUMENT』についての寄稿文をいただいたものを掲載します。今月末にはこのアルバムを携えて関西三都市、そして名古屋へと音楽の旅を。ソロ活動から10年の記念すべき2017年の夏はこの『DOCUMENT』をよろしくお願いします。

オフィシャル通販STOREにて『DOCUMENT』を購入






『DOCUMENT』に寄せて

実況録音盤。

誰も気に留めないだろうが、今時このフレーズを使う人もそういないのではないか。大切な友人であり、尊敬するシンガーソングライター、山田稔明くんから届いた、キャリア初となるライブ・アルバムの資料に記されていたフレーズだ。確かにこの二枚組に渡るライブを聴いていると、実況録音盤と書きたくなる気持ちがわかる。それはれっきとした2017年初夏の最新アルバムでありながら、1970年代に録音されていた幻の名盤と言われてもなんら不思議はない、どこか超然とした魅力を持つ作品に感じられるからだ。

考えてみれば山田くんと親しくなったのはここ五年くらいの話だろうか。それ以来、毎年こうして彼の新しいアルバムの為にコメントを書かされて、いや失礼(笑)、書かせてもらっていることに改めて驚かされる。こんな人、他にはいない。お互いにキャリア二十年余りを経て、一年に一枚というペースで新しい作品をリリースし続けることがどれほどタフなことか、身をもって感じているから。

山田くんの弾き語りライブを初めて観た時、なぜか海外アーティストのライブを観たような気持ちになったのをよく覚えている。大袈裟なヴォーカル表現や、これみよがしなギターテクニックをひけらかすことなく、徐々に熱を帯びて行くような心地良い演奏に強い衝撃を受けた。そう、それは全く過不足のない演奏。曲に必要な音が完璧にわかっている演奏だった。僕はこういう人のことを、本当に上手い歌手だと思うし最大限に尊敬している。

そんな山田くんの魅力が詰まった今回のライブ・アルバム。しかも弾き語りとバンドセットにセパレートされた二枚組となれば、これはもう選曲も含めて現時点でのベスト・アルバムと言えるであろう。スピーカーの向こう側で、彼が目を細めながらギターを弾き、歌っているかのような、クリアでナチュラルな臨場感を楽しもう。

最後に、録音も演奏も選曲も申し分ない実況録音盤『DOCUMENT』にひとつだけケチを付けるとするならば(悔しいから・笑)、実際のライブはさらに最高だぜ!ということではないだろうか。それは音楽家としてとても健全で贅沢すぎる欠点だと思う。

友人として、同じシンガーソングライターとして、このレコードを誇りに思います。リリースおめでとう!今年は俺の新作にもコメント書いてね。


高橋徹也(音楽家)


Posted by monolog at 19:24│Comments(0)