2017年11月29日

“山田稔明 × 高橋徹也・音楽と音楽”(2017年11月26日 @ 福島 三春 in-kyo)【ライブ後記】



高橋徹也さんとの先週末の東北ツアー。仙台のホテルを朝に出発して福島三春へ。実は風邪からの病み上がりだったタカテツさん、ステージではそれを微塵も感じさせなかったところはさすがでした。車内が物静かだったのはお互い喉を温存したからかもしれません。それでも車内BGMに導かれ「今かかってるの誰?」とか「なんでここでYESの『危機』なの?」とか気の置けない会話が続き、あっという間にin-kyoに到着。

店主長谷川ちえさんに会うのは1年ぶりか。蔵前の頃は季節の折々でお会いしていたが時間が経つのはあっという間。三春は去年もバタバタと慌ただしく駆け抜けた感じだったのだけど、今回は三春索麺(そうめん)の美味しいお店を紹介してもらって舌鼓。こじんまりした素敵な町です。ちえさんがいなかったら来なかった場所だと思うと不思議な縁を感じます。お店に戻るといっぱいのお客さん。アアルトコーヒー庄野さんが焙煎してくれた「コーヒーと音楽」の香りが漂います。

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前日のNAKAO CAFEと打って変わって、窓からの明るい日差しのなか始まったライブ。タカテツさんはセットリストの大部分を変えてきたから、僕もそれを見ながら演奏曲目を変更していく。これがソロ弾き語りの醍醐味か。朗読のシーンが時間の流れが止まるようで興味深かった。演奏が進むに連れて窓の外の色味が変わっていき、黄昏時の柔らかい光の頃にステージを交代。大きな窓が印象的なin-kyo、僕は「愛すべき日々」でスタート。凍る窓の向こうに鮮やかな光。

日曜日のドライブのあとで歌う「glenville」もいい。新曲「baby driver」はGOMES THE HITMANの新作に収録する予定だが、もしかしたらタカテツさんの『Style』の軽快さに呼応したものだったかもしれない。in-kyoのお手洗いに入ったらその空間の凛とした美しさに感動したからサトミツ&ザ・トイレッツの「答えはトイレのなか」を歌った。台所まわりもとてもきれいで、帰ったら掃除しようと思う。「hanalee」はちえさんがとても好きな曲だといつか言ってくれた曲。長谷川さんとの結婚パーティーでも歌ったが、ここで歌わないわけにはいかない。

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いよいよ日がとっぷりと暮れてきて、再びタカテツさんを呼び込んでセッションの時間。リクエストを受けたという迷曲「猫とホテル」をふたりで。回を重ねるたびに迷曲から名曲へと昇華していくような感覚がある。みんなのニコニコ顔をステージから見るのが楽しい。洋楽のカバー対決というのも予定していたのだけど、前日の演奏が楽しかったのでまたザ・ピロウズとb-flowerを。お気に入りのものがたくさんある場所で歌う「Girl」と「things」、「幸せの風が吹くさ」は大きな手拍子の音に煽られて熱くなりました。アンコールにはフィッシュマンズ「エブリデイエブリナイト」、ご来場の皆さんの毎日毎晩が幸せなものになりますように。

きゅっとこじんまりした親密な空間はちえさんが丁寧に大切に作り上げたもの、そこに相応しい音楽をふたりで奏でられたなら光栄です。近くから遠くから来てくれた皆さんありがとうございました。皆さんもあの空間を作った一人ひとりだったと思います。終演後急いで片付けて、郡山市まで移動してソノラバーガーというお店に連れていってもらった。とても素敵なお店でライブもやられているそうで、また新しい縁を感じました。日付が変わるころ東京へ到着。あっという間の2日間でしたが、とても充実したものになりました。尊敬する友人であり音楽家、高橋徹也に大きな感謝を。また新しい旅の目的地を見つけましょうね。

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Posted by monolog at 11:19│Comments(0)