2017年12月18日

様々な現場で



自分の怒涛のライブ連戦が終わって、また新しい賑やかな日々である。週末に突然湯川トーベンさんから連絡があり、完成した村田和人さんのライブCDシングルを家まで届けてくださった。過去のライブ音源にコーラスを足したりMCが収録されていたり、今はもういなくなってしまった村田さんのいきいきとした姿がそこにありました。トーベンさんはうちでご機嫌にギターを弾いて、いろんな話をして良い時間でした。今年は夏のステージ共演も嬉しかった。とても優しいトーベンさん、仲良くしてくださって感謝。

土曜日には渋谷へ杉真理さんと伊藤銀次さんのコンサートを観にいった。もともと前述の村田さんも加わった3人の「奇跡のトライアングル」に端を発したステージの2017年版。大先輩たちが音と戯れる姿を見つめる。「ウィスキーがお好きでしょう」と「ウキウキウォッチング」、日本人ならみんな知っている歌ふたつが並ぶコーナーも面白い。銀次さんの歌う村田さんカバー「堕落の夏」の美しさよ。終演後に会った杉さんはニコニコ顔で、僕のほうもニコニコ顔になってしまうポジティブなパワー。年明け早々には杉さん主宰、杉祭りが。今年もお世話になりました。来年もまた。

日曜日の夜はすぐにやってきて、高円寺のビーガンレストラン「メウノータ」へ出かけてヒックスヴィル木暮晋也さんと高橋徹也さんの2マンを観にいった。タカテツさんの仕上がり方がすごかった。東北を回ったときとはまた違う力強さがあった。この人のステージを観ていると自信がなくなってしまうときがたまにあるんだけど、この日の演奏はまさに圧倒的なものでした。木暮さんのソロはポップでファニーで、先輩なのに可愛らしささえ湛えているのがすごい。成熟を拒否したニューウェーブサウンド。トークも面白かったけど、最後のセッションもすごかったな。感動しました。今週僕はヒックスヴィル中森さんとの鎌倉ディモンシュが控えていますが、木暮さんと仲良くおしゃべりさせてもらっていると1994年頃に小沢健二やフィッシュマンズのライブに足繁く通っていた頃を思い出してハッ!となるときがある。

今日は一日ずっと家にこもって事務仕事をしていたんだけど(カレンダー、サインを入れて全国へ発送を開始しました)、夕方から出かけて夕飯をカフェ長男堂で食べようということになった。元気が出ないときは長男堂のご飯が効く。のれんをくぐるとそこにいたのはシンガーソングライターのイノトモちゃん、予期せぬトモちゃん食堂で美味しい「愛のコロッケ定食」を食べて、いろいろおしゃべりして楽しかった。イノトモちゃん自ら録音とミックスを担当した新しいアルバムを聴くのも楽しみ。

「良いお年を」という回数が増えてきました。

Posted by monolog at 22:22│Comments(0)