2017年12月27日

PとKの記憶



昨日はきょうこさんの誕生日だった。きょうこさんのことは『猫町ラプソディ』のなかの「PとKの記憶」のなかに書いた。毎年誕生日にはお墓参りをしてケーキをみんなで食べる行事を続けてきたんだけど、昨日は所要があってそれが叶わなかったので、形見分けでもらったきょうこさんが編んだドクロ帽子と赤い時計を身につけて過ごした。不思議なタイミングでこの時計の電池が切れて進まなくなった。バタバタしていてまだ電池を替えられていないから僕の左手首の時計は意味をなさないけど、これはこれで心地いい重さだ。26日に日付が変わったあと、寝落ちしててハッと目覚めたら付けっぱなしのテレビにラモーンズが映ってて、僕はジョーイ・ラモーンを見るといつもきょうこさんを思い出すから(本人には言ったことがない)、寝ぼけながらも「あ、きょうこさん」と思った。

賑やかな猫町のことをきょうこさんはどういうふうに眺めているかな。年末年始のこのバタバタした時期に心を沈めてそっときょうこさんの高い声に耳を澄ます。ポチを呼ぶ声を思い出す。忘れないように。忘れないように。

Posted by monolog at 10:43│Comments(0)