2018年01月01日

太陽と月のメロディー(2017年12月31日 @ 吉祥寺 スターパインズカフェ)【ライブ後記】



2017年最後のライブは地元吉祥寺スターパインズカフェでの昼公演でした。もう3回目、もはや恒例行事となりました。つねに同じメンツ、というのもなんだか面白くなってきました。リハーサルなしで本番、僕が会場に入ったのはもうすでにお客さんが入場しきった後でした。前の年同様、この1年で書いた新曲で構成するセットリストで歌うことは随分前に決めていました。2016年の12月に書いて、1年かけて大きな曲になった「小さな巣をつくるように暮らすこと」から始まります。

「my favorite badge」は春に行われた「キチレコ」のために書いた曲。『INOKASHIRA』というカセットテープ作品は実はすごく自分にとって大きなものだった。音楽を好きになって自分で奏で始めた黎明期を思い出させたし、「同い年のディラン」も大好きな曲になりました。吉祥寺で歌うことに意味のある歌だなと思った。インドネシアのバリ島への旅が書かせた「ただの旅人」と「baby driver」はそれぞれが違う方向へと旅立とうとしている感じが面白い。2018年はこの曲がどう着地するかが楽しみ。

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最後、1年の最後に歌うのは「セラヴィとレリビー」、これが僕にとっての最新曲ということになるが、もともと「メロディ」という仮タイトルだったのが、閃いて「C'est la vie」と「Let it be」ということになった。歌うたびに少しずつ歌詞が推敲されていく。今一番歌うのが楽しい歌。新曲を書いて、それが自分自信を鼓舞してくれるというのは幸せなこと。まだいける、もっと書ける、と思うこと。それが僕ら音楽家を未来の世界へ連れていく。2017年歌い納め、とても充実した1年を過ごすことができました。感謝。共演の高橋徹也さん、そして今年もトリを務めたTSUNTAさんの歌も心に迫るものがあって感動した。

終演後、これも恒例となっているタカテツさんとのカフェ打ち上げ。吉祥寺はどこも混んでいたが星乃珈琲に滑り込んでスフレパンケーキを食べながら来年の構想について語り合う。「へええ、なんだか面白くなりそうだね」「そっちこそそのプラン素晴らしいね」と。気のおけない友人、刺激的なライバル、1年の締めくくりを尊敬するシンガーソングライターと過ごせたことが今年も嬉しかったです。またすぐ来年、1月26日に西早稲田で。

ご来場の皆さん、旧年中応援してくださった皆さん、ありがとうございました。2018年もよろしくお願いします。




Posted by monolog at 14:09│Comments(0)