

村田さんは2月22日に亡くなったから、2016年以来僕のなかでは猫の日はそのまま村田さんの日ということになった。今でも杉さんや杉ファミリーのみんなに会えば「村田が夢に出てさー」とか「むらっちゃんは…」という話になるから、いつだってそのビッグスマイルが思い出されるし、「Brand New Day, Brand New Song」をやるとなったら自然と僕にマイクが回ってくる。三回忌を迎えたけれど、「いないのに、いる」という感じがする。これはポチを亡くしたり、きょうこさんがいなくなったり、そして村田さんが旅立った後にわかるようになった感覚だ。「君がいないことは/君がいることだなあ」というサニーデイ・サービスの「桜Super Love」をふんふんと鼻歌で歌っていたら、庭の木に梅の花が開き始めていることに気づいた寒い日。
春になったら村田さんの新しい歌を録音するためにスタジオに入る予定。みんな村田さんのことをずっと考えているのです。