2018年03月15日

猫町の春のセオリー



昨日はホワイトデイで、うちのポチ実が近藤研二さんちのモイにチョコをあげたお返しに、近藤さんが代理でポチ実に素敵なプレゼントを持ってきてくれた。朝起きて郵便受けを覗いたら、お隣のトイプードルのリルくんからもお返しの贈り物が入っていてほっこりした。「飼い主の心、猫(犬も)知らず」かもしれないが、ここ“猫町”でのいろんなやりとりは穏やかで優しくて思いやりと面白みがあって、良い。ずっとこういう交流が緩やかに続けばいいなと思う。

去年の今頃はエッセイ集『猫町ラプソディ』を書きあげた頃で、表紙や装釘の作業を進めながら、ぎりぎりまで誤字脱字の校正をしていた。『猫町ラプソディ』ももうすぐ発売から1周年になる。この本のなかには自分にとって大切な思い出がいっぱい詰まっていて愛おしい。両親も登場するし、もう会えなくなった大切な友だちのことも書いたから、ふと思い立って読み返すことがよくある。1年経った3月、昨日から僕はあらたに原稿依頼をいただいた猫についてのエッセイを書いているところで(締め切り日時を睨みながら)去年のことをあれこれと思い出している。ポチ実はもう二階で寝てしまっているけど、この文章を書いている間にチミママがあくびをしながら現れた。

「三寒四温」とそっとつぶやいた。このまま春になって、桜が咲いて散って、初夏と雨の季節がやってくるのだろうか。

Posted by monolog at 21:56│Comments(0)