2018年04月10日

はしもとみお作品展 LIVE「猫と音楽」(2018年4月7日 @ 等々力 巣巣)【ライブ後記】




恒例行事となった巣巣でのはしもとみお展でのライブ、最初はポチを亡くした直後の「ひなたのねこ」展でした。みおさんが作った木彫りのポチをサプライズでいただいて落涙したのはもう大昔のように感じますがたったの4年前。展示とライブのコラボレーションは今年で3回目となりました(去年は近藤さんのライブに僕がゲスト参加)。今年は近藤さんと僕の対バン形式となりました。「ブレーメンの音楽隊」と名付けられた展示ではため息がでるような世界が展開され、ワークショップで削られた楠が爽やかな香りを漂わせていました。みおさんに会うのは去年の夏の福岡以来。メールでのいろんなやりとりが続いていたので久しぶりな感じはしませんでした。

満員ぎゅうぎゅうの会場、近藤さんのステージの始まり。この日の演奏はリラックスして楽しい雰囲気、笑いの絶えないステージ。去年の春頃は…、と思い出します。みおさんと初代 月くんのために書かれた曲がとても良かったな。近藤さんからは新しいCDと『ねこぱんち』についての嬉しいお知らせがありました。みおさんと僕でステージへ向かい、トークを。みおさんは自分では人見知りだと言うのだけど、僕らから見るとそんな素振りは微塵も感じない。楽しいトークで客席も笑顔がたくさん咲いていました。

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ポチ実の歌「きみは三毛の子」から僕の演奏はスタート。猫と暮らす誰もが猫は宝物、柔らかなダイヤモンドだと思っていることでしょう。2曲目に歌った「最後の晩餐」という曲は2001年から2002年頃GOMES THE HITMANで頻繁に演奏した曲でした。晩餐なのに「日向で猫が鳴く」という歌詞が出てくる、別れについての歌。久しぶりに歌ってみて変な歌だなあと感じましたが面白かった。またバンドで試してみようかな。この日青木慶則くん(かつてのHARCO)が遊びにきていたので「春のセオリー」で春を見送る。ブレーメンの音楽隊は猫だけでなく様々な動物が彫られているので、「風邪をひいた鼻声のカナリア」から始まる動物シリーズ。「一角獣と新しいホライズン」では展示が始まった福田利之さんとの5年前のやりとりを内緒話。ウサギと魚が登場する「月あかりのナイトスイミング」はみおさんの愛犬黒柴 月くん非公式テーマソング。「小さな巣をつくるように暮らすこと」も「日向の猫」も会場全体のラララのコーラスがとてもきれいでした。

近藤さんを迎えてのセッションは新曲「セラヴィとレリビー」、先日の高野さんのときともまた違う、演者によって表情が変わるのがとても面白い。猫町フェスの宣伝をしたあとでむぎ(猫) カバー「天国かもしれない」。近藤さんが「2番を歌いたい」というので僕はコーラスに。みんなむぎ(猫) が好き。「第2の人生」でみんなの肩が揺れて、「toi toi toi」でみんなに、世界中の猫にいいことがあるように願掛け。あっという間の2時間半でした。

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終演後、近藤さんのマンドリンを手に取って、次から次にその日の演奏曲のメロディ奏でだすみおさんは本当に魔法使いのようでした。バイオリンをやっていたというみおさんは絶対音感の持ち主。天は二物を与えるのでしょうか。楽しみにしていたイベントが終了。みおさんとは5月1日に熊本でまた一緒に。近藤さんとは5月と6月と8月にまた共演。新しい季節に向けてまたそれぞれ進んでいきましょう。




Posted by monolog at 10:50│Comments(0)