2018年06月04日

ようちえんにトイレッツがやってくるジャージャージャー!(2018年6月2日 @ 相模原 たけのうち幼稚園 )【ライブ後記】

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先週末のサトミツ&ザ・トイレッツ、神奈川県たけのうち幼稚園でのライブを振り返ります。サトミツ&ザ・トイレッツというのはトイレ大好き芸人佐藤満春さん(どきどきキャンプ)がトイレの素晴らしさを世界に啓蒙したい、という願いのもとにミュージシャンが招集され、昨年ソニーレコーズからCDをリリースしたバンドで、楽しい課外活動をしております。メンバーのイトシュンはたけのうち幼稚園の卒園生、その後も送迎バスの運転手としてバイトしていたという経緯もあり実現したこのイベント。幼稚園時代にお世話になった場所や人と今も繋がっているなんてすごいなあと思う。東京出身ならではなのかな、羨ましい。僕、もっくん、イトケンの地方出身むさしの組は朝6時起きで出発。渋滞を避けて走る道程の景色が気持ちよかった。東京にもこんな風景があるのだな、という感じの。

幼稚園に到着。素晴らしい体育館にテンションがあがる。9時から設営してリハーサル。今回もすべての機材を自分たちで用意するDIYスタイル。うんころもちくんと山田はるかちゃんも到着して真面目にみっちり練習(事前にリハーサルする時間がなかったのです)。お昼になってバタバタと開場準備。いったいどれくらいのお客さんが来てくれるのか未知数だったのだけど、幕があがるとびっくりするくらいのオーディエンス。幼稚園児はもちろん、そのお父さんお母さん、それぞれのメンバーのファンの方たちも駆けつけてくれた。幼稚園のスタッフの皆さん、園長先生にもとても良くしていただいた。

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最初はキッズタイムと銘打って、うんころもちくんとサトミツさんの軽妙なやりとりで始まり、子どもたちがどんどん前のめりになってくるのがわかる。「日本のトイレからこんにちは」「ぷりぷり行進曲」みたいな楽しい明るい曲はポジティブな力を持っているなあと改めて思いました。簡単な振り付けを思いついて実践、言われるままに踊り狂う子どもたちが可愛かった。ステージ前に駆け寄り、今にも舞台に登らんとする元気な子どもたち、サトミツさんのくるぶしをずっと掴んでいる子がいたり、譜面台が少しずつ引っ張られたり、彼らはまるで群がる小さなゾンビのようでした(悪口ではありませんよ)。

休憩を挟んで、ミュージックタイムと銘打った「大人向け」セット。子どもたちにかわって今度は大人たちがうっとりと音楽に聞き入る姿が印象的でした。イトシュンを昔から知る人も多かっただろうし「二人のアカボシ」も格別に響いたのではないでしょうか。僕は「月あかりのナイトスイミング」を初めてトイレッツで。イトシュンとふたりでやったことはあったのですが、あの難易度の高い曲を2回練習しただけで演奏できてしまうバンドのポテンシャルよ。サトミツさんは謎のDJ機材を持ち込みシュクシュクとスクラッチをしながら「今夜はCLEAN IT」を歌っていました。みんなそれぞれムダに進化している。

アンコールでは「饒舌スタッカート」を。もっとほんわかした歌のほうがいいんじゃないの?と思ったけどバンドのみんながやたら演奏したがる「饒舌スタッカート」。実際ライブを観にきていた良くんの娘さんたちの心に相当ヒットしたそうで、帰宅しても繰り返し聞いてるとの報告、レーベルの先輩としても誇らしく、なんだかとても嬉しい。最後はキンモクセイの「さらば」で締めくくり。サトミツ&ザ・トイレッツが結成当時から目指していたような、子どもも大人も楽しい熱狂のライブとなりました。イトケンは「69年のウッドストックってこんな感じやったんかなあ…」と感慨深く言ってましたが、それとは少し違うんじゃないかな。うんころもちくんと山田はるかちゃんもお疲れさまでした。うんころもちくんと組むと僕らの力は何倍にもなります。また6月23日には神奈川県大磯町の「こいそ幼稚園」で同様の観覧無料ライブが予定されています。今度の会場(体育館?)からは海が見えるそうです。晴れたらいいな。



“ようちえんにトイレッツがやってくるジャージャージャー!”
2018年6月23日(土)こいそ幼稚園 (大磯町)

開場13:00/キッズタイム13:30-/ミュージックタイム14:15-

サトミツ&ザ・トイレッツ公式ツイッター
https://twitter.com/STMTandTT

Posted by monolog at 08:01│Comments(0)