2018年06月07日

猫騒動 8thシーズン(3)降っても晴れても紫陽花の庭

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6月に入った途端に晴れた日が数日続き、梅雨入りが発表された昨日は一日雨だったけど今朝になってまた晴れて太陽の光が差してきた。今年はいつもより紫陽花がたくさん咲いていて、ポチ実が遊ぶ背景に青紫の花がいくつも揺れる風景はとても絵になる。そしてやっぱりポチのことを思い出す。いや、ぽっちゃんのことを忘れることは一日もないわけだから、「いつもより強く思う」と言うほうが正しいかもしれない。ポチ実は最近どんどんポチに似てきた。

4年前、2014年の今頃からポチはどんどん具合が悪くなっていった。日記を読み返すと簡単にその頃の心許ない不安な気持ちが巻き戻るけれど、ポチが燃やし尽くした命のスケッチが線香花火のように儚く愛おしく感じられようになったのは時間という名のレメディだろうか。6月は日付がそのままポチとの記憶に紐づけされた一ヶ月間。これは何年経っても変わらないんだろうなあと思う。数ヶ月前、アニマルコミュニケーターさんを介してポチは僕に「あたしが“いる”って思う瞬間が一日に何回かあるでしょ? べ、別に成仏してないわけじゃないんだからね!」と伝えた。ポチがいなくなった夏から僕がずっと思っているのは、虹の橋のたもとなんかよりうちの紫陽花の庭にいるほうが絶対居心地がいいだろう?ということで、そういう意味では僕とポチは相思相愛なのだな。紫陽花は秋に立ち枯れても、また次の初夏に美しく咲く。

4年前はポチに付きっきりでワールドカップを1試合も観なかった。もうすぐあのとき以来のワールドカップが始まる。正直全然興味はないんだけど、今年は人並みににわかに盛り上がってワーワー観戦できたらいいなと思う。ポチが最後まで生き切った証である当時の日記を下記に。



ポチの看病日記 2014


2014年6月4日(水)
朝、玄関に吐いた跡。砕いたカリカリかと思ったが昨日のカツオのよう。スープをそれなりに食べた。ぐったり。かぼそく鳴く。久しぶりの病院。体重は減らず4.85kg。よく肥えてて腎不全の体型ではないと言われる。平熱。血液検査の結果は…。去年相当具合が悪かったときより腎臓の値が悪く落胆。オシッコが臭うのはもしかしたら膀胱炎かも。去年と同じように輸液の治療を頑張る。吐き気止めと口の炎症のためのステロイドを入れてもらう。今週は通院だ。「おとなしくてえらいね」と言われた。

帰宅して2階へ上がりたがるがリビングで寝て欲しいので阻止。カリカリを少し食べた!輸液の効果か。ずいぶん楽になったような感じもあるがもう楽観はできない。もはやネットでいろいろ調べても気を楽にさせてくれるような記事は見つからないので、一所懸命ポチと頑張るのみである。


6月5日(水)
朝、気づくとポチは二階に。ウグウグと気持ち悪そう。しかしカツオのフレークを半分くらいガツガツ食べた。ちょっと目に力強さ。トイレ、オシッコ多め、わずかだが固いウンチ!トイレシート交換。鳴き声大きくなる。午前中、庭に鳥がたくさんやってきてポチ興奮。徐々に動きまわるようになり、その姿は元気そのもの、いつもと変わらない。もう治ったの?というわけにはいかないが体が幾分楽になったかな。モンプチを半分くらい食べた。いつものようにテーブルから床へストンと。いつものポチの感じ。朝、フォルテコール(腎臓のクスリ)を投薬。イトケンさんたちがお見舞いに。最初は調子良く振舞っていたが途中で2階へ。机の下、奥の方へ閉じこもって嫌な感じ。マグロで釣ったら出てきて階下へ。

通院二日目。昨日と違う先生、同じ処置。数値的には末期という言葉を使いたくないが、どうしてもそういう話になる。いろいろな可能性を前向きに提案してくれて嬉しい。ウンチを少量。夜中、ぼんやりするポチと一緒に僕もぼんやり。少しうぐうぐするも吐かず。


6月6日(金)
朝、腎臓食を食べてくれた。しかし9時過ぎになって二階の押入れのなかへ…。午後出かけて帰ると階下に降りてきていて安心。カツオ少し食べる。水も飲む。通院3日目。体重4.9キロとなぜか増えるポチ。昨日から吐かなかったので脳に直接作用する吐き気どめはやめる。輸液と胃壁に作用する吐き気どめ、ステロイドを点滴。明日は自宅待機で様子をみてみようということに。胃酸を抑えるガスターの錠剤を処方された。夜、落ち着いてリビングのオットマンの上で悠々と。


6月7日(土)
通院なし。ご飯は食べるが量は少なめか。押入れで寝るが、夜に寝てないのでそのままにさせとく。外出から帰ると階下に。夜は一緒の布団で寝た。


6月8日(日)
この日も病院には行かないで様子を見る。スープを食べて寝室で寝る。連日の雨で湿気。人間も猫もぐったりするのは梅雨のせい?夜、カツオ1.5切れとスープいつもくらい。なぜか外に出たがって、外に水を置くと飲む。お風呂に置いた水も。輸液が欲しいのかな…夜は一緒に寝ず。


6月9日(月)
朝病院へ。調子は思わしくない。輸液と吐き気どめを注射。腎臓の薬を一ヶ月分。帰っても寝てばかり。食も細るが体重が減らないのだけが前向きな事象。


6月10日(火)
お昼前に病院へ。体重は4.9キロ、なぜ増える?初めて自分で輸液の注射を試してみた。口周りを見てもらうがそんなに痛みを伴う炎症はなさそう。輸液と炎症対策のステロイドを注射。ステロイドの副作用で食欲が出ることがあるらしい。精神安定剤を入れたら効くのかなあ。帰宅、スープもカツオもなにも食べず…。水もあんまり飲まないし。水素水という、腎臓病にいいと謳う水を買ってきたが、飲まず。真夜中、COMBOをあげたら食べてくれた!去年もそうだったのだ。なに食べなくなったら最後の頼みはCOMBOである。少し安心。なんとか快方に向かって欲しい。お願いだから。


<猫騒動まとめ>

初秋の猫騒動(はじまり)
初秋の猫騒動(続報)
初秋の猫騒動(4日目)
初秋の猫騒動(5日目)
初秋の猫騒動(6日目)
初秋の猫騒動(7日目〜1stシーズンの終わり)

秋の猫騒動 セカンドシーズン(1)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(2)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(3)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(4)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(5)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(6)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(7)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(8)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(9)
秋の猫騒動 セカンドシーズン(10)/2ndシーズンの終わり

秋の猫騒動 サード・シーズン(1)― ポチ実登場から1ヶ月目の朝
秋の猫騒動 サード・シーズン(2)
秋の猫騒動 サード・シーズン(3)
秋の猫騒動 サード・シーズン(4)
秋の猫騒動 サード・シーズン(5)
秋の猫騒動 サード・シーズン(6)
秋の猫騒動 サード・シーズン(7)ポチ実の弟…?
秋の猫騒動 サード・シーズン(8)いりこがつなぐ縁
秋の猫騒動 サード・シーズン(9)チミオは弟ではなく妹だった…!
秋の猫騒動 サード・シーズン(10)3rdシーズンの終わり

猫騒動 4thシーズン(1)新しい季節のはじまり
猫騒動 4thシーズン(2)2014年の猫騒動
猫騒動 4thシーズン(3)ポチ実の“home sweet home”
猫騒動 4thシーズン(4)ポチ実の“home sweet home”
猫騒動 4thシーズン(5)ポチ実の“回復雑記”
猫騒動 4thシーズン(6)続・ポチ実の“回復雑記”
猫騒動 4thシーズン(7)猫返し神社 巡礼”
猫騒動 4thシーズン(8)いい猫 わるい猫 ふつうの猫”
猫騒動 4thシーズン(9)猫の町内会”
猫騒動 4thシーズン(10)生活の残り香|4thシーズンの終わり”
猫騒動 4thシーズン(extra)チミママの建もの探訪”

猫騒動 5thシーズン(1)新しい季節、春のスケッチ”
猫騒動 5thシーズン(2)出会いと別れの春”
猫騒動 5thシーズン(3)猫がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ!”
猫騒動 5thシーズン(4)初めての夏が来る”
猫騒動 5thシーズン(5)ポチの一周忌”
猫騒動 5thシーズン(6)ようこそ後輩”
猫騒動 5thシーズン(7)リアル猫町オーケストラ”
猫騒動 5thシーズン(8)季節をひとまわり”
猫騒動 5thシーズン(9)ポチそっくりの猫登場から1年…”
猫騒動 5thシーズン(10)ポチ実がうちの猫になって1年/5thシーズンの終わり”

猫騒動 6thシーズン(1)猫とまた新しい生活”
猫騒動 6thシーズン(2)ダライラマ先生に報告”
猫騒動 6thシーズン(3)チミママが帰ってきて地域猫に”
猫騒動 6thシーズン(4)チミママ、その後”
猫騒動 6thシーズン(5)お隣のノアちゃんと来なくなったチミママ
猫騒動 6thシーズン(6)ポチの三回忌、ポチ実の2歳の誕生日
猫騒動 6thシーズン(7)初めての邂逅、チミモイ記念日
猫騒動 6thシーズン(8)2年目のポチ実記念日
猫騒動 6thシーズン(9)チミママが帰ってきた!
猫騒動 6thシーズン(10)チミママその後

猫騒動 7thシーズン(1)ネコミュニケーション
猫騒動 7thシーズン(2)新しい季節はなんども
猫騒動 7thシーズン(3)猫町の夏物語
猫騒動 7thシーズン(4)ポチと紫陽花の季節
猫騒動 7thシーズン(5)ポチ実3歳の誕生日
猫騒動 7thシーズン(6)夏がやってきた
猫騒動 7thシーズン(7)9月2日はポチ実記念日
猫騒動 7thシーズン(8)毎日が記念日
猫騒動 7thシーズン(9)暮れの元気なご挨拶
猫騒動 7thシーズン(10)猫町の大雪、チミママのシェルター

猫騒動 8thシーズン(1)鳴り終わらない猫町ラプソディ|エッセイ集発売から1周年
猫騒動 8thシーズン(2)ダライラマ先生の眩しい眼光
Posted by monolog at 10:34│Comments(0)